前回、店主が汗だくだくの「ヘロヘロ」になった作業から数か月後のこと。

今度は「エンジンからオイルが漏れてるので点検してください」とシルバーなアイツが再入庫。
もう会うこともないと思っておりましたが(笑)
そうダイハツ ハイゼットカーゴ(S320V)であります。
とにかく何も考えずに直ぐに「リフトアップ!」
ハイッ!エンジンオイルが漏れてます(゜゜)
しかも気持ちいいくらい漏れてます。エレメントから漏れているように見えますが
どうも更に奥にある「オイルクーラー」から漏れてる感じ。
なんの躊躇もなく「ドーン!」と外しましたぜ。
これが件のオイルクーラー。
Oリングが「カチカチ」で「ペッタンコ」でした。
そりゃ漏れますよね(^^;)
当たり面を少し研磨して新品のOリングを合体!
ブロック側の当たり面も少しキレイにしてからOリングを交換!
パイプのガスケットも交換。
ドッキング!
オイルエレメントも組付けて
エンジンオイルを注入してオイル漏れが無いのを確認したら一丁あがりでゴンス!(^^♪
「フゥ~」、やれやれと思いオーナーに連絡すると・・・
「実はこの間、ある雪山で4WDに切り替わらず危ない目にあったんです」
「ついでに点検してくれませんか?」とのこと。「マジか~!ハイゼット」
「お前さんは何でそんなに周りの人を困らせるねん」(`´)
工場の片隅で一人、そんなことを喚いてる素敵な店主を見た近所の人たちや
通りすがりの人たちからは「あのおにいさん、とうとう・・・」と完全に変人扱い(ーー;)
ということで、それじゃ早速始めましょうぞ!
このハイゼットくんボタンひとつで「4WD」に切り替わる「パートタイム4WD」なのであります。
なのでスイッチ関係を調べましたが無問題!
(゜゜)!
思ったとおりバキュームホースが抜けてました。
たったコレだけで「4WD」に切り替わらないのです。
よくあるのですが意外に気づかないもんです。
原因がわかったところでパキパキになったバキュームホースたちを交換していきましょう。
基本、バキュームホースは元の長さに合わせてカットしていきます。
全部組み付けてから「恐る 恐る」スイッチを押すと、
「ガッッキーン!」という感じで4WDに切り替わりました.
「う~ん、気持ちええ!」(´▽`*)
コレでやっとハイゼットカーゴさまとお別れ出来る(笑)
そして全ての作業が完了しましたのでオーナーに無事に納車できました!
さようならハイゼットカーゴ!(^^)/~~~
しかしこの世にクルマってやつがある限りオッサンの熱い闘いは
まだまだ終わらないのであった。
(完)

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<(_ _)>
コメント
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カガさま コメありがとうございます。
「差し入れ」についてですが(笑)
メーカー純正品じゃない優良部品やリビルト品等は探せばネットで安く?売られていることもありますので こちらへ修理を依頼されるオーナーには 好きなほうを選んで頂いてる次第であります。只、オーナーがパーツを用意出来ないのであればこちらで用意することも可能です。
よろしくお願いします
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よく拝見させていただいております
修理部品がオーナーからの差し入れがおおいのはそのほうが安く済むからなのでしょうか?もし自分で用意できないときはそういった部品探してもらうこととかも出来るのでしょうか?いきなりで恐縮ですが教えていただけたら幸いです。よろしくお願いします