スバル プレオ(GF-RA2)@ 各部の点検のち整備作業

みなさま こんにちは(^^)

あんなに暑くて熱くて汗だくつゆだくになっていた夏の日も過ぎ去り、

涼しくて気持ちの良い秋がやってきたようでございます。

一般的に読書の秋や食欲の秋とも言われますが行楽シーズンの秋でもありますゆえ

愛車のメンテナンスも怠りなく。なによりもお酒も食べる物も美味しいこの季節は

店主も馬も肥ゆる秋になりそうです(*´з`)

 

スバル プレオ RA2 EN07型エンジン 4WD CVT

スバル プレオ RA2 SC 4WD 

スバル プレオ(GF-RA2)でございます(^^)

当ブログの読者さまの息子さんが通勤用に中古車を購入したので点検してほしいと

ご依頼頂きました。それじゃいってみるべ!(^o^)丿

EN07型エンジン SC

エンジンは「4気筒+スーパーチャージャー」。今となっては贅沢な仕様ですね。

Tカバーからオイル漏れ

タペットカバーからオイル漏れあり。

過去にもオイル漏れあり?

過去にも漏れたであろう液体ガスケット跡。

汚れたエアークリーナー

エアクリーナーもそこそこ汚れありです。

フロントブレーキ

Fブレーキはパッドもローターも減り気味。

汚れたマスターシリンダータンク

ブレーキフルードはたぶん交換されてない様子。

エンドブーツのひび割れ

タイロッドのエンドブーツは割れてはないけどひび割れあり。

下まわりにはオイルでべったり

下から覗くとオイルがベッタリ。コレは気になる気になる(゜゜)

派手にオイル漏れしている

オイルの漏れ方は派手ですが大半はタペットカバーからじゃないかと(^^;)

あとタイミングケースからも漏れてきているみたいですが一つ一つ地道にネガな部分を

潰していくしかねぇです。

ドライブシャフトの根元

フロントデフのミッドシール。多少滲みはありますが今のところは問題ないです。

リヤマフラー

マフラーのリヤは交換されてるっぽいです。

リヤデフ左側 リヤデフ右側

リヤデフ。コチラも滲んでます。

外したプラグはオイル塗れ

プラグを外してみると結構チビッてますがそれよりもネジ部がオイル塗れになってる

ところに注目。プラグホールのシールがヘタっている証拠です(゜゜)

とココでオーナーに点検の結果をご報告。

オーナーさんから「距離も距離なのでタイミングベルトも交換してください」と

追加のご依頼を頂きましたので作業開始であります!(^^ゞ

 

作業性の良くないEN07エンジン

エンジンの補器類を脱着中

実はこのエンジン、タイミングベルトだけを交換するのであればさほど手間は掛からない

のですがウォーターポンプを交換することになると一気にハードルが上がります(一一”)

オルタネーター

オルタネーターを取り外し

各ブラケットを脱着していく

取り外したマウントブラケット

各マウントブラケットを外しますがこの時点でグッタリしてます((+_+))

店主はこのレイアウトを設計した奴に是非とも作業させてやりたい(一一”)

WPに入る短い水ホース

全てはウォーターポンプに入るこの短い水ホースを交換したいが為・・・

結局ここまで分解せねばホースの交換が厳しいのです。

このホースを交換しなければいいだけの話なのですが後で漏れると悲しいので。

タイミングベルト

タイミングベルトがこんにちは(^^)

補器類 レベルゲージの潰れたOリング

レベルゲージのOリングは絶対に交換しましょう。

オイルでふやけたケースパッキン

タイミングケースのパッキンもオイルでふやけて再利用出来ません(一一”)

Tベルトを外して各部を点検

ベルトを外して各部をチェック!

WPはゴリゴリでアウト

ウォーターポンプはゴリゴリ、クランクシールからはオイル漏れがありました。

WP脱着

ウォーターポンプを取り外し。

鬼門のホース

このホース!このホースさえなければ(`´)

硬化して割れた水ホース

事もなげにパリンと割れた別の水ホース(一一”)

新品のホース

新品の水ホースたち。

ホース組みつけ

新品の部品がある内に交換しておきます。コレ定説!

新品のバイパスホース

後で交換するのが大変なホースは出来るだけ交換しておきましょう。

新品に交換した鬼門のホース

勿論このホースも!(`´)

カムシール脱着

カムシールも

クランクシール脱着

クランクシールも

クランクシール打ち込み

打ち替えておきます。

 

オイルの管理はとても大事です。

焼けたシリンダーヘッド

シリンダーヘッド。過去のオイルメンテナンスが行き届いてないのがよく分かりました。

思っている以上にオイル交換は大事です(^^)

焼けたバルブカバー

外したタペットカバー。全てのパッキンが硬化してパッキンの意味をなしておりません。

そりゃ漏れますって(笑)

新しいパッキンを組みつけ

ある程度洗浄してから新しいパッキンを組み付け!

バルブカバーを組みつけ

ヘッドカバーを合体。1年以内には絶対に漏れて来ないよう呪文を掛けておきました。

新品のウォーターポンプ

WPの裏側

新しいウォーターポンプ。

WPを組みつけます

ドッキング!

タイミングベルトを張ります

ベルトを張って

ケースカバーを組みつけてメクラ蓋をセット

ケースカバーも組付け。初めから行方不明だったメクラ蓋も新たに装着。

オイルフィラーキャップのOリング

オイルフィラーのOリング。この部分から結構滲んでいる車両も多いです。

新品のプラグ

びしょ濡れなプラグも交換。

外した補器関係

外したパーツたちを戻していくのですが考えたらイヤになるです(一一”)

補器関係 組みつけ ファンベルトを張ります

泣きながら何とかココまで戻ってきましたよ。

完成まであと少し

外したラジエターホース

ラジエターのホース関係。

水漏れ跡のあるサーモケース

外したサーモケース

クーラントが滲んで層になってます。

キレイにしたサーモケース

キレイにしたら少しカジリがみられます。

サーモスタット

サーモスタット

サーモスタット抜き出します

 

ケースのアタリ面は出来るだけ修正しておきましょう。

新品のサーモスタット

新しいサーモスタット

ラジエターホース交換

ラジエターホースを交換したら

冷却水を注入

冷却水を注入してからエンジン始動。各部の漏れを点検していきます。

タペットカバーからのオイル漏れ無し

タペットカバーからのオイル漏れナッシング!

下まわりにもオイル漏れ無し

下廻りにも漏れは見当たりません。

オイルパン

大きな漏れは止まったみたいですがエンジンのオイルパンから少しだけ滲んできました。

これはこれからオーナーに経過観察していただきましょう(^^;)

リフトアップされたプレオ

診断機で水温監視(アナログメーター)

既定の水温で電動ファンも回るのを確認しました。

 

最終チェックの為にテスト走行へ

テスト走行①

ひさびさにテスト走行へ行きましょう(^o^)丿

テスト走行②

異音や変な振動もなくいい感じで走ります。

テスト走行③

軽自動車で4気筒+S/C+4WDというホント今となっては贅沢なクルマですね。

修理完了したスバル プレオ

ということでコレにて全ての作業が完了!(^^ゞ

まだまだ手を入れたほうがよい部分もありますがそれは息子さんがこれから

都度考えれば良き事だとお伝えし無事に納車させて頂きました。

整備的なことは置いといて(笑) もうこんなパッケージでは販売される軽自動車は

無いと思われますのでしっかりメンテナンスして可愛がってやってくださいませ。

それじゃ~またな!(^^♪

 

こんなこともあるんです @ スバル サンバー(KV3)
今回はスバル サンバー(KV3)のオイル&水漏れ修理作業の事例です。走行中にエンジンが止まりレッカー車で運ばれて来たのですが結果的にエンジン本体は助かっており無事に復活出来ました。

 

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ハッコーカーズ|note
大阪の片隅に引き篭もりつつ ひっそりこっそり自動車やバイクの修理をしているものです。 現在のこと、これからのこと、過去に経験したことなど書き留めてゆきたい(^^;) で自動車の整備&修理の情報を発信中。

なんとなくnoteも不定期に更新しております。

コメント

  1. 群馬U より:

    こんばんは (^O^)/ ご無沙汰しております。
    そー言われてみると、軽自動車で4気筒+S/C+4WDって、今となってみればとてもスゴイ事ですよね。ステキです(でした。)スバル!!

    • hakkocars より:

      群馬Uさま お久しぶりでございます(^^)

      他社ですが少し前までは「4気筒+ターボ」なんてのも

      普通にラインナップにありましたもんね。

      昨今は燃費ばかり気にして大事な「乗る楽しさ」が

      消えているような気がします。

      店主