大阪は連日の猛暑の為、店主も汗だくだくでヘロヘロでございます。
しかしそんな猛暑の中でも野外で働いている方々は勿論のこと屋内でも汗水垂らしながら
一生懸命働いておられる全ての方々に暑中お見舞い申し上げます(^^;)
これだけ暑いと家や職場は言うに及ばず、クルマのエアコンも冷えないとマジで乗っていら
れません 時節柄、今回もそんなご依頼がやってきました。
スズキ キャリートラック(DA52T)でございます。
中古車で購入されたらしいのですがエアコンの冷えが悪いとのことで店主の秘密工場に
入庫してきました。それじゃ早速、点検していきましょう (^o^)丿
マニホールドゲージを接続して指針の動きを読んでいきます。
とりあえずガスは入っているみたいですね。
エアコンを実際にONしてみると・・・高圧が低すぎでした。コンプレッサーがアウチ!
オーナーの了承を得ましたので修理作業を開始します。
なにわともあれフロントバンパーを外さないと始まりません・・・
お約束のように錆びたプラスネジの頭が潰れてくれました(一一”)
錆びついて全く緩みません。このままだとフロントバンパーが外せませんので
チカラ技で緩めてみました。しかし何でもかんでも「プラスねじ」を使うのは
やめてほしいぞスズキさん。
汗だくだくになりながら潰れたネジを緩めて無事にフロントバンパーが外れました。
ここまでするとやっとエアコンのコンデンサー(左側)が丸見えになります。
先に逝かれたコンプレッサーを外します。
コンプレッサーを外そうとしたら元々の配線コネクターが無く(゜゜)
剥いた配線同士を撚ってビニールテープで巻いており過去にコンプレッサーを交換
もしくはコネクターが焼けたのかもしれないと推測中。
外したコンプレッサー。中のオイル量を確認してみると・・・
コンプレッサーから出てきたオイルはコレだけ(゜゜)
焼き付いてもおかしくないレベルです。
奥に見えているのが通称「エキパン」。エキスパンションバルブと申します。
エキパンは詰まったり作動不良になったりと色んな問題を引き起こすので
出来るだけ同時交換することが望ましい。
よく見るとエキパンのスプリング部分がサビており過去に水分の混入があったような
形跡が見られます(゜゜)
Oリングは必ず新品に交換しましょう。必ずです!(`´)
新しいエキパン。
いろいろと「カイゼン」されてるのが見受けられます。
エバポレーターを「強力洗浄」にてキレイにしてから新しいエキパンをドッキング(^^♪
お次はレシーバーを交換します。
見た時から嫌な予感はしておりましたが案の上、レシーバーを止めてるボルトが
錆びついて緩まない。コスト削減も分かりますが大事な個所には錆びにくい材質を使って
ほしいですねスズキさん!( 一一)
何とか抜いた錆びたボルトたちとリキッドタンク。
新しいレシーバー&ボルト。気持ち良き!(*´з`)
コンデンサーも「強力洗浄」にて内部をキレイにしたら新しいレシーバーをセット!
届いたリビルトのコンプレサー。
車体側のコネクターが無ぇのでコンプレッサーのコネクターに合う端子を
チョイスして絶縁して組み付けておきました(^^♪
更に少しでもエアコンが冷えるように目立つ隙間を出来るだけ埋めてみます。
そうして大体の部分が組めたらココからが大事!
まずは時間をかけて真空引き作業を開始します。
真空に引いた状態で半日くらい放置しておきます。
そしてじっくりとガスチャージ開始。
必ず「メーカー指定のガス量」を計ってチャージしましょう。
暑い時期になると車のエアコンが「よく冷えないから」という理由だけで
簡単にガスチャージする方々がいらっしゃいますが上記の理由から
「継ぎ足し」は基本的にNGだと思っておいて下さい( 一一)
次第にガス圧も安定してきていい感じで冷えてきましたよ(^^♪
ということでテスト走行へレッツラ・ゴー!(^o^)丿
とりあえず 良い感じでエアコンは冷えております。
いろんなシチュエーションを想定して走ってみましたがずっと天気がよくない状態でした
のでこの現在の猛暑だともう少し吹き出しの温度も上がるとは思いますが最初の「熱風」
よりは遥かに快適にお仕事に使用して頂けると思います(*´з`)
ということでコレにて全ての作業が完了!(^^ゞ
待ちわびるオーナーにも無事に納車させて頂きました。
まだまだ残暑が厳しいですが熱中症に気をつけてお仕事に励んで頂きたいと思います。
それじゃ またな (^o^)丿
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こちらでもいろいろとつぶやいております(^^;)
なんとなくnoteも不定期に更新しております。
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