ある日のこと
「メーター内のチェックランプが点灯したんですが・・・」とお電話を頂きました。
詳しくお話を聞くと「チェックランプが点いたり消えたりしているけどエンジンは別に
何ともなく普通に走れているんです」とのことでした。
早速こちらの工場の方へ来て頂きましてテスターにて点検してみました。
「ノックセンサー」がダメだぜって教えてくれました。
なので一旦 消去。
コレで走って頂いてまた同じトラブルコードが出たらほぼノックセンサーに
間違いないということでご了承頂きましてお車を一度返却。
それから暫くして
「またチェックランプが点灯しました。同じように点いたり消えたりして
メチャ気になるので修理をお願いします」と改めてご依頼いただきました。
お預かりしたのはスバル レガシィ(BH5)でございます。
まずはもう一度テスターを繋いで点検してみます。
やっぱりノックセンサーが記憶されてました。
診断の結果、ほぼ間違いないと思いますので早速作業を開始しましょう。
見慣れた水平対向エンジン(EJ20)でございます。
その「ノックセンサー」ですが有難いことにとてもとても、とてーも深い場所におられます。
何とか「最短・最小限」の労力でノックセンサーの交換が可能にならないか?
いろいろ考えながら作業をしてみましたが現実は厳しそうです( 一一)
インタークーラーを外します。というか外さないと出来ない。
インタークーラーを外すのだけでも一苦労です(ーー゛)
ミドリの矢印のところにセンサーがあるのですが
ヒーターホースやパイプが邪魔をしてほぼ見えません(ーー;)
結局のところ、ある程度ヒーターホースやパイプを抜いたりズラしたりしないと
ノックセンサーのトコロへもアクセスすら出来ず・・・。
新品のノックセンサー
やっとのことで取り出したノックセンサー。
スロットルへ吹き返してきたブローバイが滴ってか知りませんが
ベタベタのドロドロ。配線はカチカチだししかも心なしか膨らんでる?感じがします。
こりゃダメだわ(+_+)
取り付けるのもひと苦労(ーー;)
エンジンのブロックへドッキング!しかしわざわざこんなに作業のやり難いところへ
設置しなくてももっと他にスペースがあるだろうに。
ほんと、これを設計したやつに目の前で作業させてやりたい(`´)
カチカチのホース
ブヨブヨに膨らんだホース
外したヒーターホースやバイパスホースたち。
長い年月を経て熱に晒されふやけてサイズが1.5倍くらいになってましたよ。
気になるので目に付いたところは出来るだけ交換しておきます(^^)
全てのホースも組替えたら
元のように全部組み付けて
冷却水を注入。エンジンを始動させたらオーバーヒートさせないように
テスターを繋いで見張ります(^^)
秘密のテストコースにて最終チェック!チェックランプが点灯しないのを確認。
もう一度テスターを繋いで最終点検してみますと
問題なさげなので
コレにて全ての作業が完了です(^^ゞ
待ちわびるオーナーには少しだけ気になったことをお話しさせて頂きまして
無事に納車となりました。メーター内にあるエンジンのチェックランプが
点灯した時は各センサーが何か異常を感知してドライバーに知らせています。
なので点灯した場合は早急に点検&修理することをお勧めします。
それじゃまたな~(^^))
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