みなさま こんにちは
今回は前回の「車検でGO!」の続きでございます(^^)
お仕事に大人気なスズキ エブリィ(DA64V)であります。
現在の走行は58,580km。
オーナーからは「過去2回の車検はほぼ素通しだったので一度ちゃんと点検してほしい」
とご依頼頂きました。それじゃ今回もいくべ~!(^o^)丿
リヤブレーキ
リヤのホイールシリンダーからはフルードが滲んできておりました(゜゜)
フロントブレーキ
リフトアップして下まわりをチェック!
意外とオイル漏れ等も無くキレイなもんでした。
エンジンルームを見ようと座席を開けてみたら
ホールパッキンが垂れており前回?誰かがそのままの状態で閉めたみたいで
歪んだまま挟まれて数箇所潰れてました(ーー;)
これじゃ「情熱熱風セレナーデ」のおかげで夏には御自分のお尻も
後ろに乗る方々も熱かったでしょうに。
それじゃオーバーホール開始だべ~(^^)
ホイールシリンダーは問題なくこのまま再使用します。
それとフロントブレーキが「カックン?」するというので
オーナーからはフロントブレーキもオーバーホールのご依頼!
サビのお陰で外れなかったブレーキローター。結構 痛んでます。
表よりも裏面の方がかなり削れています。少し引き摺り気味かも?
ブレーキキャリパーのピストンが飛び出したまま戻りません。
やっぱりFブレーキの引き摺り確定です(>_<)
フロントキャリパー&サポート
ガンコな汚れは落としておきます。
そして分解。
シリンダーの中を見るとピストンが引き摺られて強く当たっている個所がよく判ります。
全て組付けたら毎度毎度の出し入れテスト。コレとても大事ネ~(^^♪
ピストンを出し入れテストした後は
定番のシルバーでお化粧しましょう。
オーナーから差し入れのブツが届きましたので組み付けていきます。
ブレーキホースのガスケットは必ず新品に交換を!
フロントブレーキ完成。キレイなのは気持ちいいッス!(^^♪
リヤブレーキもオーバーホール。
バックプレートの摺動面にグリスを塗りこんでいきます。
ライニングの角をカットして組付けたらサイドブレーキを
調整してガツン!と効かしましょう。
ブレーキフルードをタップリの量を使って出来るだけキレイになるように抜き替えます。
夏の間 酷使されたバッテリーも寒い冬が来る前に交換。
各端子も磨いておきます(^^♪
バッテリーの交換はただ単に交換するだけじゃなくて大事なのは
組付けてから発電量&漏電をチェックするのが大事なのです。
邪魔するやつが多くて微妙にめんどいプラグ交換(ーー;)
IGコイル
取り外したプラグ。燃焼状態は良さげですね。
プラグを交換したら
ホールパッキンは運転席も助手席も交換します。
完成!(^^)
「緑のランプがなかなか消えない時がある」とオーナーが言うので
「低水温センサー」をチェック!
水温計がこの車両には付いていないのでテスターにて水温を計測します。
水温が「55℃」で消灯したので今のところは問題なし。
それじゃいつものように「びゅい~ん」とテスト走行へ!
工場へ戻ってきたら各部の漏れ等がないか?ピットにて最終確認。
フルード漏れも無し!
ということでコレにて全ての作業が完了!(^^ゞ
店主のところでリフレッシュされたエブリィくんは無事にオーナーの元へ納車されました。
今回のように距離を走っていない車両でもブレーキに掛かる負担は相当なものだと思います。
何もしない「素通し」の車検もいいですが偶にはしっかり点検&メンテナンスをして
自動車を安心して安全に乗って頂きたいと思います。
それじゃまたな~(^o^)丿
自動車の「車検・点検・メンテナンス・整備・修理」等に関する
ご依頼はお問い合わせフォームよりお願い致します<(_ _)>
こちらでもいろいろとつぶやいておりまする(^^;)
なんとなくnoteも不定期に更新しております。
コメント