皆さま こんにちは
店主はこのところお仕事に追われており、そんな時に限って
悲しいことに前回の「ギックリ腰」に始まり「頭痛・歯痛」がプラスされ
現在は風邪のオーラまで纏うようになり「三重苦」ならぬ「四重苦」!
僭越ながらヘレンケラーを超えましたよ!(ーー;)
スバル レガシィ(BL5)でございます(^^) 今回は「西の彼方」からの来訪です。
現在の走行はいい感じの190,000kmほど。オーナーからのご依頼は
「走行している時に加速したり坂を上るときにアクセルを踏み込むと失速するんです。
それが段々と酷くなってきたので修理して欲しい」とのことでした。
OK! それじゃ今回もいくべ~(^o^)丿
エンジンはNAの水平対向でとりあえずアイドリングは安定しています。
エンジンのエラーコードは特になし(ーー;)
排気ガスを測定しますがこちらも無問題(ーー;)
AFセンサーやO2センサーを診ても無問題。
他のデーターを見てもコレといったヒントもなし(ーー;)
店主的にはたぶん「失火」だろうと推測しているのですが・・・。
この車、珍しく「プラグコード」があるタイプなので
エンジンスコープをセットして点火波形を見てみます(^^)
ケーブル等をセットしているその時にあることに気が付いた!(゜゜)
プラグに刺さるゴム部分が通常は乾いているのに片バンクの1気筒だけが
何故か湿っている?もしかしてと思いプラグコードを引っこ抜いてみると・・・
「ドバッー!」と勢いよくオイルが漏れてきました(゜゜)
エンジンオイルのプールに浸かっていたプラグコード。
たぶん間違いなく失火の原因はコレでしょう!(^^)
反対側のバンクにも湿ってるプラグコードを発見!キャップを抜いたら同じように
こちらもオイルがドバッーと垂れてきましたよ(゜゜)
早速オーナーに点検&診断の結果を報告したら修理作業を続行です。
見事にオイル塗れですね(゜゜)
プラグコードだけ交換しても再度「オイル漬け」になりますので
根本的にオイル漏れを修理しなけりゃ意味がねぇです。
タペットカバーを剥いだところ。定期的にキチンとオイル交換されてるみたいで
とてもキレイでした。それでも時間が経てば漏れるのです(^^;)
そしてこのプラグホールのオイルシールが今回の元凶です。
タペットカバーのガスケット関係。全てカッチカチでシール効果は
限りなくゼロ!ガスケット関係は全てカチカチでした。
右バンクのガスケットに到ってはパリンパリンで割れましたよ(ーー;)
イリジュウムプラグの電極部分がかなり減ってました。
左:新品
両バンクのプラグコードが湿っていた気筒のプラグだけが電極が減っておりました。
オーナーは失速したまま乗り続けてたみたいですね。
折角なのでフィラーパイプのOリングも交換。
カチカチなブローバイホース。
タペットカバーをキレイに洗浄。
新しいガスケットを組み付けて装着していきましょう。
右バンク
左バンク!
新しいプラグコード
プラグコードを組み付けます。
カチカチのブローバイホース。
新品のブローバイホースに交換しておきます。
全てを組付けたら
テスト走行へ!(^^)
アイドリングも安定してるしアクセルを踏み込んで加速しても全く「失速」しません。
最終点検!
各部からオイル漏れがないのを確認したら
コレにて全ての作業が完了!(^^ゞ
「西の彼方」にて待ちわびるオーナーにも無事に納車させて頂きました。
ガスケットやパッキンにOリング、各ホース関係等のゴム部品が自動車にも
かなり使用されておりますが年月が経てば今回のようにパリンパリンの
カチンカチンになり思わぬ故障やトラブルを引き起こしたりします (ーー;)
コレからも長くクルマを乗り続けるのであればそのメーカーに「部品」があるうちに
出来るだけ交換しておいた方が良いとご縁のあるオーナーには常にお伝えてしておる
次第であります。でわでわ!(^^)
自動車の「車検・点検・メンテナンス・整備・修理」等に関する
ご依頼はお問い合わせフォームよりお願い致します<(_ _)>
こちらでもいろいろとつぶやいておりまする(^^;)
なんとなくnoteも不定期に更新しております。
コメント
京都のV6さま こんにちは!
うちの素敵なカレンダーで2016年は
すんばらしい?年になると思います(笑)
こちらこそ よろしくデス!(^^)
こんにちわ!
カレンダーありがとうございます。
無事届きましたよ~
来年もよろしくです♩