スバル レガシィ(BH5) @ エンジンの故障修理&ATF交換

春が来たのか来ていないのか?わからない毎日だけど

店主は相も変わらず首や腰が痛くてリハビリに通う毎日です(+_+)

巷じゃ「卒業式」があちらこちらで行われているけれど

そういう場面を見る度に店主の頭の中には

「卒業~だけが~♪理由でしょうか~♪」の歌詞が

ぐるぐる、ぐるぐる走馬灯のように駆け巡ってる♫ということで

本年何かを「ご卒業」された皆様、おめでとうでございます!(^^)

新たなる次のステージで御活躍されることを祈念致しまして

それじゃ今回も始めるぞ~!(^o^)丿

スバル レガシィ BH5

スバル レガシィ(BH5)であります(^^)

ご依頼は「エンジンのハンチング」「燃費の悪化」「水漏れ」「異臭」そして

「ATFの交換」でございます。

圧力テスターにて水漏れ点検

早速圧力をかけて水漏れを点検。しかし全然漏れがわからないので

このまま1日ほど放置プレイしておきます。

ファイバースコープ

そしてファイバースコープで隈なく冷却水関係を探っていると・・・

水漏れ発見

やっとクーラント漏れを発見しましたよ(゜゜)

ヒーターホース

水漏れはインタークーラー下にあるヒーターホースからみたいでした。

とりあえず増し締めして様子見です。

EJ20エンジン

お次はエンジンの「ハンチング」と「燃費の悪化」。

エンジンが「ブァ~ン ブァ~ン」とハンチングして排気ガスも臭いとです。

ISCバルブ

とりあえずISCを外してみたらこってりと「煤」が溜まっておりました。

出来るだけキレイにしてスロットルボディも洗浄しておきます。

エンジンに点滴中

ついでに巷で人気の「点滴」もしてみました。

そして排気ガスを測定すると・・・

排ガステスターの数値が高い

数値的にもアウト!(+_+) 間違いなく何かがおかしい。

診断機でデーターストリーム

データーを見てみるとO2センサーがリッチ側(濃い)へ張り付いており

ECUは必死に補正をかけてますが全く追いつかず(゜゜)

これじゃ燃費も悪化して当然ですね。

一瞬O2センサーが怪しいと思いましたが実際に回転を上げてみると

キチンと働いていたのであとはエアフロじゃね?

修理書では基本電圧がアイドル時で「1~1.7V」とかなりアバウトで

このクルマの数値もその範囲内ですが店主は全く信用してません(笑)

エアフロ

外して目視点検!エアーが通る箇所にベッタリと吹き返したような跡があります。

エアフロ側面

キレイに洗浄してみると感知する金属部分が腐食しているような感じになっており

ますます怪しい。洗浄したエアフロを取り付けると更に症状が酷くなりました(゜゜)

これでほぼ確定ですね。

新旧のエアフロ

新旧のエアフロセンサー。

エアフロ交換

ドッキングしたらキーON!エンジンを始動すると・・・

正常なデーター

ハンチングもなくなりアイドリングも安定しました!

勿論、O2センサーもお仕事されるようになりました(^^)

これで燃費の悪化も少しは改善されることでしょう。

(アイドリングが安定した様子です。下記の動画をご覧くださいませ)

 

https://www.youtube.com/watch?v=DCTbI3_Z3qQ

 

次に「異臭」ですが、いくつか原因があるのですが一番はタペットカバーを止めている

ボルト部分の「シールワッシャー」から漏れてきておりました。

ボルト&シールワッシャー

新品のシールワッシャーを用意。

新品のシールワッシャー

交換したシールワッシャー

これを交換していきますが結構めんどくせー。

特に左バンクは・・・(+_+)

シールワッシャー組み付け

とりあえず全数交換しました。

Oリング

ISCを組み付け

ISCのOリングも交換して装着!

リフトアップ

そして「ATF」の交換をしていきます。前回の交換時から4万km程走行しておりました。

ATのオイルパン

ATFを抜きます

ATFを抜きます。

汚れたATF

汚れたATF

オイルパンを剥ぐ

そしてATのオイルパンを剥ぎます。

剥いだオイルパン

汚れた紙ウエス

思ったより銀粉も出てませんでしたね。ATFの交換は4~5万km位でストレーナー

との同時交換が必須かなと個人的には思っております。

オイルパン内をキレイに洗浄してから

オイルパンには液体ガスケットがべったりと付いている

お約束の地味でめんどい液体ガスケット剥がしの時間((+_+))

ガスケットを地道に撤去していきます

キレイにしたオイルパン

OK!

液体ガスケットが付いたボルト

液体ガスケットを剥がしたボルト

そして更に地味でめんどくせ~ボルト達の液体ガスケット除去作業(+_+)

外したストレーナー

ATのストレーナー。外したストレーナーもそんなに汚れていませんでした(^^)

新品のストレーナー

折角なので新しいストレーナーに交換しておきます。

ストレーナーを組み付け

本体側の液体ガスケットも剥がせたら新品のストレーナーを装着。

オイルパンも組み付け

オイルパンを組み付けます。

ATオイルクーラー

AT用オイルエレメント

隠されたところに鎮座しておりますATF用フィルターも交換。

オイルパンの液体ガスケットが乾くまでほぼ1日放置しておきます。

あとは独自のATFの交換方法にて

AT内部に残っている古いATFをドンドン抜いていきましょう!

フルード漏れ点検

最終的に漏れがないのを確認出来たらOK!

テスト走行

エンジン&ATの調子を診る為にテスト走行へ行きましょう。

排気ガス測定

工場へ戻って来たら排気ガスの測定。

排ガスの数値 問題無し

ノープロブレム!(^^♪

データーストリーム

各センサーたちもいい仕事しております(^^)

下まわり

ピットにて下まわりのチェック!

特にオイル漏れも無くなった

特にATFの漏れもないようですので

スバル レガシィ BH5

コレにて全ての任務が完了!(^^ゞ

待ちわびるオーナーにも無事に納車させて頂きました。

これからも「ドロ ドロ ドロロ~ン」と水平対向エンジン独特の音を奏でて

楽しんで頂きたいと思います(^^♪

ということで今回の「町工場 奮闘記 」はココまで!

それじゃ またな~(^o^)丿

 

エンジントラブル発生!@ スバル レガシィB4(BE5)
レガシィB4の故障修理です。エンジン不調とチェックランプ点灯との因果関係を調べたところAFセンサーと4番のインジェクターが故障しておりました。スバル車のことはハッコーカーズへ

 

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ハッコーカーズ|note
大阪の片隅に引き篭もりつつ ひっそりこっそり自動車やバイクの修理をしているものです。現在のこと、これからのこと、過去に経験したことなど書き留めてゆきたい(^^;)で自動車の整備&修理の情報を発信中。

なんとなくnoteも不定期に更新しております。

コメント

  1. 店主 より:

    群馬Uさま お気遣い頂きましてありがとうございます。
    まだまだ痛くて重い物を持つのもチカラの必要な作業も出来ない状態です (+_+)
    今まで随分無理もしてきましたので
    時間をかけてゆっくりと治していきたいと思っております(^^)

  2. 群馬U より:

    腰、大丈夫ですか?