ある日のこと。その日は朝からいろんなことがあり
やることなすこと全てが上手くいかず、げんなりしておりました(ーー;)
それでも何とか本日の仕事を終えて帰ろうとした時、一本の電話がりりり~ん!(゜゜) しかし本日はツイていないので
「放置プレイだな」とも考えましたが気を取り直して電話に出るとお客さんでした(^^;)
お話を聞くと「エンジンが急に始動出来なくなった。早く助けに来て」とSOSでした。
しかしそのクルマ、実は3日前にこちらで車検をして納車したクルマだったのです(゜゜)
こりゃアカンと思い、すぐにいろいろと用意して救援に向かったのですが何故か
さっきまで晴れていた空が故障の現場につく頃には「ドス黒く」なっていき
お約束のように大雨が降ってきました。
カミナリもゴロピカするしお客さんのクルマは見当たらないし日も暮れて暗くなっていくしで
ほんとにツイてません((+_+)) それでも大雨の中をウロウロしているとやっと路肩で
止まっているお客さんのクルマを発見!(゜゜) しかしこの道が細い上に一方通行。
おまけに人通りの多い商店街のすぐ傍というステキなシチュエーション!
その場所にたどり着くまでにもいろいろなドラマがあり本当に大変でした。
そしてお客さん曰く「配達するのに止めて行こうとしたら急にエンジンが始動出来なくなった」
とのこと。それまでは何も問題なく走れていたそうです。
土砂降りの大雨の中、ビシャビシャに濡れながら現地で点検をしますが
後ろから来るクルマたちに「ブーブー」と激しくクラクションを鳴らされ(ToT)
ココじゃ全くラチがあかないので牽引で店主の工場まで引っ張ることに・・・。
そしてビシャビシャに濡れて工場まで引っ張ってきた途端にあの土砂降りの大雨が
無情にも止みました(ToT) お客さんには代車に乗って帰ってもらいまして疲れ果てた店主は
その日はギブして帰宅。次の日から本格的に「トラブルシュート」を開始します。
今回は「お仕事の友」ダイハツ ハイゼットトラック(S200P)であります。
まずは現象を確認しますがセルは回るのですがやはりエンジンは掛かりません。
テスターにてトラブルコードを呼び出しますがこちらも無問題。
点火系を調べますがこちらも無問題。というわけで点検&診断を燃料系に絞ります。
まず「キーON」でフューエルポンプの音を聞きますが全くモーター音がしません。
ポンプリレーと電圧をチェック!がこれも無問題。
ポンプへの電圧を測定しましたが無問題ですので「フューエルポンプ」の故障と診断。
なのでオーナーに診断結果を伝えて作業の了承を得まして作業開始です。
燃料タンク
コレを降ろさないと始まりません。
真ん中にあるのがフューエルポンプAssyであります。
ポンプを抜き出します。
タンクの中はサビもなくキレイでしたよ(^^)
これがフューエルポンプAssy。
ポンプ、フィルター、センダーゲージが一体になっております。
昇天されたポンプはメチャ変色しておりました。
新品のフューエルポンプを組付けたら
燃料タンクを取り付ければ完成です(*´з`)
リフトを降ろしてからキーONしてみるとフューエルポンプのモーター音も聞こえてくる
ようになり何事もなかったようにエンジンは軽やかに始動しました(^^♪
走行テストをしてピットにて最終チェックしても無問題でしたので
お客さんにも無事に納車させて頂きました(^^)
今回、車検後に故障が発生した訳ですが車検整備中及び検査場までの道程でも
全く兆候がなかったのでやられましたよ(ーー;)
走行距離も10万kmちょうど位でした。
「車検を受けたばっかりなのに・・・」「車検したところなのに・・・」と
呪文のように何度も何度もお客さんには言われましたが
「さすがに車検で燃料タンクの中までは見れません」って言ってあげました(`´)
それと「絶対にガス欠にしない。出来れば燃料は半分減ったら給油するようにした方がいい
ですよ」ともお伝えしておきました。しかし昔々から
いつも いつも 本当に何でもかんでも「車検」のせいにされては困ります。
外観上は目視でも見れますが内部がどんな状態かは分解しない限り見れません。
また今回のように電気関係なんかも家電」一緒で何の兆候もなく突然逝ったりしますので
ほんとに予測不可能に近いです。
クルマは「消耗品」のカタマリであり機械の「集合体」ですから使用状態によっても
メンテナンス方法によっても良くも悪くも変化していくもんなんですから
(^^;)
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ご依頼はお問い合わせフォームよりお願い致します<(_ _)>
こちらでもいろいろとつぶやいております(^^;)
なんとなくnoteも不定期に更新しております。
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