ハブのベアリング交換 @ フォード エクスプローラー

みなさま、如何お過ごしでしょうか?

店主は寒さにメゲながらも日々クルマたちと楽しくやってます。

今年も もう少しで終わりそうだけど秘密工場はまだまだ終われねぇ!

ということで今回も いってみるべ~(^o^)丿

フォード エクスプローラー スポーツトラック

フォード エクスプローラー スポーツトラックでございます。

各部の点検と左前の方から異音がするとのことで入庫。

左フロントタイヤ

タイヤをゆすってみてもガタは無い感じですが左フロントのタイヤを回した時に

遠くの方で微かに「ゴリゴリ」という感じがする。原因はコレなのか?(゜゜)

左フロント足まわり

左フロントハブ

タイヤを外してハブを手で直接回すと「ゴリゴリ感」がアップ!(゜゜)

この時点でハブベアリングの不具合と判断。オーナーに連絡して修理作業を開始します

錆びたボルト

ハブを止めてるボルト。サビてメチャ固着しておりボルトを緩めるだけでも大変。

毎度のことながらなんとなく不穏な空気が漂ってきましたよ(+_+)

抜けないハブ

本当ならボルトを抜いたら簡単に抜けてくるハズなのに案の定、サビに侵食されている

みたいでハブが全く外れません(+_+)

スライディングハンマー

潤滑剤を十二分に浸透させてからスライディングハンマーで打てども打てども

ビクともせず(+_+) しからばとガス熔接を使って「火あぶりの刑」に処しましたが

全くビクともせず(+_+) これ以上は無理と判断しましたので

ナックルごと交換することにしました( 一一)

左フロントナックル&ハブ

取り外した左フロントナックル&ハブ。めちゃ重いです(^^;)

思っていたとおり、ハブベアリングはゴリゴリで完全にアウチ!(゜゜)

スプライン部のサビ

スプライン部も激サビでしたがドライブシャフトは何とか抜けたので良かった。

試しに20tプレスで押してみましたがやはり全く抜けずでした(^^;)

余談ですが、世間では「SST」さえ使用すればサビついていても

ハブは抜けるとか言われますが今回のように焼きついて変形して

錆び付いたたものはまず抜けません。ほんとに「サビ」恐るべしです!(ーー;)

そして、このままの状態で約3週間が経過・・・(ーー;)

新品のパーツ

海を渡って新しいパーツたちがやっと届きました。

只ブーツ関係だけの単品補給が無く、ブーツ破れ等の場合

ロアーアームやアッパーアームの「Assy交換」になってしまいます(+_+)

なので調べて適合しそうな汎用ブーツを何とか探し出しました。

グリス切れのアッパージョイント

各部のジョイントはグリスが完全に枯れておりました(゜゜)

グリスアップ

グリスアップ2

なのできちゃないグリスを洗浄したら新しくグリスアップ。

アッパーアームブーツ

タイロッドエンドブーツ

新しいブーツを装着していきます。

新品のナックル

新品のナックル。

ハブを圧入

新品のハブを圧入します。

ナックル組み付け

ナックルを組付け。やっとここまできました(^^♪

足まわり完成

全てを元通りに組付けたら

テスト走行

テスト走行を開始します。

結果的に完全に異音は解消されました。良かった!(^^♪

ピットイン

工場へ戻ってきたら最終チェックだべ~

下まわり

接地した状態で改めて各部を増し締めしておきます。

気になっていたブーツもちゃんと収まって良かった(^^)

ブレーキフルード交換

ブレーキフルード抜き替え

各輪からブレーキフルードを抜き替えしたら

コレにて全ての作業が完了です(^^ゞ

待ちわびるオーナーにも無事に納車させて頂きました。

サビに泣かされたり海外からパーツが中々届かなかったりと

かなり時間が掛かりましたがとにかく直って良かったです。

それじゃ またな~(^o^)丿

 

メイド in アメリカ @ フォード エクスプローラー
フォードエクスプローラーのプロペラシャフトのセンターブッシュが破損の為、単品補給が無いので米国より社外品のプロペラシャフトを取り寄せて組付けました。簡単なようですが結構大変な作業です。

 

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