このところの「寒い」「暑い」「寒い」と連続コンボのお陰で
店主はかなり体調がすぐれない有様。ですが先日、街中をクルマで走っていると
何気に川のほとりに並んでいる桜の木に蕾を発見!
待ちに待った春の到来に気づきましたよ(^^)
ということで今回は気づきそうで意外と気づかない?
そんなお話し・・・
「車検&24ヶ月点検」で入庫してきたのはスバル レガシィ(BL5)です。
早速 各部を点検していきます。
フロントブレーキ。パッド&ローターが減ってきておりますが次回に持ち越し。
リヤブレーキも同じく!
オイル漏れも特になし。
お約束な破れていないのにドラシャのブーツからグリスの飛び散り。
ラックブーツも破れてないし
ロアアームのブッシュの傷み。これも想定内。
スタビライザー
目視で点検してみても特に異常はないみたいです。
オーナーから依頼のあったフロントデフオイルの交換作業。
それなりに汚れてはおります(゜゜)
鉄粉もソコソコ積もってました。
リヤデフのほうがメチャきちゃない!(゜゜)
ブレーキフルードは各車輪からきちんと抜き替えましょう!
バッテリー
脱着。
届いた差し入れのバッテリーを組み付け。
バッテリー交換後のオルタネーターのチェックはお約束。
クーラントの交換。ラジエターのドレンパッキンは必ず交換しましょう。
冷却水を注入したらエンジンを始動!
他の作業をしながら水温を監視していると規定の水温になって電動ファンが
回ったのは確認出来たのですがファンが回った後でも水温が高温のまま下がらない。
「何かがおかしい?」と思いつつよくよく観察してみると気が付いた!(゜゜)
何気に片側の電動ファンが回ってねぇっす(ーー;)
診断中。
診断中。
結果、
電動ファンモーターの断線確定!(ーー;)
分解中。
電動ファン脱着。早速オーナーに連絡すると
「何かあると困るので両方のファンモーターを交換して下さい」とのこと。
新品のモーター
組み替え
こちらも組み替え
そしてご臨終なファンモーター。
電動ファンモーター組付け
全部組付けたら水温をチェックします。今度はちゃんと規定の水温で電動ファンが
回り出し、無事にラジエターを冷やすようになりました。
ほんとこのまま気づかずにいたら危なかった!
排気ガスを測定してから
走行テストへ(^^)
秘密工場に戻ってきたら最終チェック。
各部の漏れや異音等が無いのを確認出来ましたのでコレにて全ての作業が完了!(^^♪
車検にも無事に合格しましたので待ちわびるオーナーへ無事に納車させて頂きました。
寒い時期はエアコンを入れていると少しくらい水温が上がっても片方だけでも
電動ファンが回ってさえいれば外気の冷たさと相俟って水温はある程度抑えられますが
今回のような場合で暑い時期が近づくと一気にオーバーヒート気味になり
最悪エンジンを壊しかねません(ーー;)
ましてや昨今のクルマたちはコスト削減の為に「水温計」が削られており
ヒートしたらメーター内にある「高水温警告灯」のランプが点灯するだけです。
実際に「気が付いたら赤いランプが点灯していた」といってエンジンを壊した
のも哀しいかな今まで何台も見てきました(ーー;)
愛車を維持するために定期的な「点検&メンテナンス」はとても大事ですが
自衛の為とエンジン保護の観点からも純正の「水温警告灯」とは別に
デジタル or アナログのどちらでもいいので「水温計」を取り付けて頂けたらと
思います。ということで今回はココまで。
それじゃ またな~(^o^)丿

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