冷却水漏れ修理&ATフルード交換作業@スバル レガシィ(BH5)

 

今回こちらへ入庫してきましたのはスバル レガシィワゴン(BH5)であります。

レガシィオーナーからのご依頼は

①エンジンからのオイル漏れ

②ATFの交換

③デフオイルの交換

でございます。只、この車が入庫された時に「クーラント」の焼けた匂いが

しておりましたのでオーナーには水漏れの可能性もお伝えしました。

オーナーからも冷却水を時折「足している」とお聞きしましたので水漏れは

ほぼ間違いないでしょう。

それではいきましょ~い(^^)

まずはリフトアップして水漏れを点検。しかし意外と漏れ跡が見当たらないので

テスターにて点検!

するとどうでしょう(゜゜)

ラジエターのアッパータンクからジワーっと漏れてくるではありませんか。

思った通り冷却水漏れを発見しましたので即オーナーに連絡。

オーナーから新しいラジエターが送られてくるのを指折り数えて待つことに。

その間にエンジンからのオイル漏れを修理します。

オイルの漏れは水平対向エンジンの「持病」でもあるタペットカバーのガスケット

からでした。まずは右バンクから。


分解して分かったことはオイル管理の行き届いていることです。

このクルマに対するオーナーの姿勢がよく分かりました。

それでもエンジンオイルは漏れてくるんですけどね(^^;)

ガスケットを交換して組み付けたらお次は左バンク。

こちらは右バンクと違って邪魔するものが多くかなり大変(>_<)

こちら側も中はとてもキレイ!気持ち良きです。

外したガスケットはカチカチに硬化しておりました。

そりゃ漏れますって(^^;)

オイルフィラーパイプのOリング

バルブカバーのガスケット関係を交換したらカバーを組み付けます。

そうこうしているうちに新しいラジエターが届きました。早速交換しましょう!


古いラジエターを脱着。

新しいラジエターに電動ファンたちを組み付けます。

ついでにサーモスタットとラジエターホースも交換。

元通りに組み付けて冷却水を張り、エンジンを始動して水漏れが無いのを確認。

特に問題はないようなのでお次はATFの交換に移りましょう。

まずはお約束のATFの汚れっぷりチェックです。

まずはATのオイルパンのドレンボルトからATFを抜きます。


お約束の真っ黒でした(゜゜)

ちなみに右の新油と比べてみるとこんな感じ。

そしてオイルパンを剥いで



オイルパン内の鉄粉除去と液体ガスケットを除去(これが一番大変!)

銀粉まみれの「ストレーナー」も勿論交換してあげましょう。

AT本体側も液体ガスケットをキレイに除去してから

オイルパンを組み付けます。

ATF~ラジエター間のホースもカチカチなので交換しました。

全てを組み付けたらエンジンを始動してオイル漏れ・水漏れ・ATF漏れを確認。

水温・油温等をモニターして問題がなければOK!


最後にフロントとリヤのデフオイルを交換したらそのままテスト走行へ。

特に何も問題はないみたいなので

コレにて全ての作業が完了でございます(^^ゞ

そしてレガシィさまは待ちわびるオーナーのもとへ無事に戻って行きました。

日頃のメンテナンスに気を配ることによって機械の「集合体」である

自動車はオーナーの期待に応えてくれるはずです。

自動車を使用するにあたって「安心」「安全」を得ようとするのであれば

尚更しっかりとメンテナンスしてあげて下さいませ。

ではでは(^^)

 

オーバーヒートとエアコン修理 @スバル レガシィ ツーリングワゴン BG5(自動車も熱には弱いのです)
カーエアコンが効かず、オーバーヒートして入庫してきたスバル レガシィ ツーリングワゴン(BG5)。最初にエンジンのダメージを点検してから水漏れ&エアコン修理を開始しました。 結果的に旧いレガシィを再生する方向になりました。愛されておりますね。

 

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