確実に世の中には「秋」の気配がしているようですが
まだまだ蒸し暑い日が続くココ大阪。そんな中、相も変わらず店主は
日々カーエアコンの修理に明け暮れているのであります(^^;)
今回入庫してきたのは スズキ ワゴンR(MC11S)であります。
現在の走行距離は約97,000KM。カーエアコンの冷えが悪いらしく
とりあえずマニホールドゲージを入れて点検&診断していきます。
エンジンルームを見渡すと明らかにエキパン付近からガス漏れしている感じ(゜゜)
オーナーに「エキパンからガス漏れがしている感じですがゲージの圧力から判断して
コンプレッサーも怪しいです。どうします?」と問いかけますと
「エキパンだけとコンプ交換の二通りの見積もりをしてもらえませんか」と
言われましたので見積もりを2パターン作成してから一旦お車を返却。
しかし数日後、このオーナーから電話があり
「なんかワゴンRのエアコンをONにしたら異音がしてコゲ臭い」と聞いたので
「たぶんコンプレッサーがロックする寸前なので暑いですけどエアコンのスイッチを
切っておいて下さい!」とお答えしました。そして
「まだまだこのクルマに乗りたいのでコンプレッサー交換の作業をお願いします」と
オーナーから御依頼を頂きましたので急遽入庫することに・・・(^^)
リフトアップしてフロントバンパーを脱着します。
エアコンのコンプレッサーです。最近の軽自動車は室内が広くなってるのにコストの
関係かは知りませんがコンプレッサーは小さいまま・・・
そりゃ冷えも弱いですって。とりあえず取り外したコンプレッサーを
じっくりと点検してみると鉄粉がかなり出ているのでエアコンシステムが
ほぼ「全滅」と判断しました。(*_*)
配管関係は全て洗浄してからリキッドタンクは交換します。
室内のダッシュボードを脱着します。
クーリングユニット脱着。
分解してエバポレーターを取り出します。
新品のエバポレーターに交換します。
折角なのでサーミスタも交換。
配管&コンデンサーも脱着して出来るだけ内部をキレイに洗浄してから
新品のエキパン&Oリング関係も全て交換して組み付けます。
届いたリビルトのコンプレッサーを組付ます。
真空引き作業をしてほぼ一日放置プレイ!(^^)
そして全ての準備が整いましたらじっくりとガスチャージしていきましょう。
この日の外気温は33.6度
アイドリング状態でコレだけ冷えれば良いでしょう。
そして実際にロードテストに出かけます。走っている時は吹き出し口で7度を割り込み
ますのでかなり涼しいですがDレンジで渋滞に掴まると少し冷えが落ちます。ですが
この日の気温との差を考えたら十分冷えていると思います(^^)
ココまでは無問題でしたが渋滞にハマっていると急に吹き出し口の温度が急上昇し
吹き出し口のところで18度ぐらいに・・・。先程までの「快適」なロードテストが
急に不快になりましたよ。すぐに秘密工場に戻り原因を調べると
まさかの交換したリビルトのコンプレッサーが圧縮不良をおこしておりました(゜゜)
すぐにリビルトメーカーの担当に連絡すると・・・
「OOOは交換されてますか?OOOはどうですか?」といろいろ聞かれ
「当社もちゃんと検品してるのでこんなのは初めてです」と言われました。
なので
「御社に言われたパーツは全部交換済み。こちらはゲージ圧力を見て判断している etc」
すると担当の方はこちらの話を理解してくれたので
「本日すぐに発送しますので申し訳ないですがしばらくお待ちください」と
素早い対応をして頂きました(^^)
お陰で次の日の朝には代替えのコンプレッサーも届きまして二度手間には
なりましたが無事に組付けて走行テストを再開!今度は無問題でしたので
すったもんだしましたがコレにてエアコン修理完了であります(^^ゞ
まだまだ暑い日が続きますがこれで快適に夏を過ごせることでしょう。
でわでわ(^o^)丿
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こちらでもいろいろとつぶやいております(^^;)
なんとなくnoteも不定期に更新しております。
コメント
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おはようございます
昨日は すったもんだしましたが(笑)
これに懲りず これからもよろしくです。(^O^)
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急遽呼び出してしまい、申し訳ありませんでした。
球交換方法も分かってよかったです。