ここのところ寒さが堪える毎日ですが皆様、如何お過ごしでしょうか。
店主率いる秘密な工場は冬の間はずっと「極寒!」(ーー;)
手足が悴んで仕事をするのも億劫になります。しかしどんなに世間が寒くても
「世の為」「人の為」「生活の為」今日も店主は頑張るのです。
ということで今回もスタートするのです(^^)
お仕事に引越しにデートや旅行に大活躍のニッサン バネットトラックであります(^^)
実はマツダのボンゴくんのOEM車であったりもします。今回「10万km突破記念」の
タイミングベルトの交換とオイル漏れの修理のご依頼でございます。
今も昔も相も変わらずキャブオーバー車は作業性悪いです(ーー;)
キャビンが跳ね上がってくれりゃメチャ楽なんですけどね。
取り敢えず邪魔するやつらを片っ端から取っ払いましょう。
ラジエターを脱着
ドンドン外していくとやっとのことで
タイミングベルトとご対面。意外といろんなところが干渉したりしてやり難い(ーー;)
クランクの「合いマーク」を合わせるのですが何度やってもカムプーリーの
合いマークが半コマほどズレます(゜゜) とても精神的によろしくないです。
どんどんと作業していくのですが
エンジンオイルがジャジャ漏れ&コテコテです(゜゜)
たぶんオイル漏れの原因であろうタペットカバーのガスケットを交換します。
ところでこのタイプの車両、結構 漏れてるのではなかろうか?
「設計の問題」か若しくは「材質」のクォリティか?
真偽の程は店主にゃ分かりませんが・・・。
最近じゃほとんどのクルマがオイルや冷却水が漏れてきてもアンダーカバーで
ワンクッション置くので漏れの発見が遅れる傾向にあると思います。
いつも言うように「大ゴト」になるその前に是非とも定期的に点検して下さいませ。
カバー脱着
キレイなカムシャフトまわり。見ていて気持ちがいい!(^^)
エンジンオイルを定期的に交換している結果がこういうふうに形になって現れます。
「新車」から何年か乗ったらすぐに乗り替える人には全く関係ないでしょうが
クルマを「長く使い続ける」人には定期的なオイル交換は必須だと思います。
タペットカバー。見たとおりコテコテです。
出来るだけ洗浄してみましたよ
内部は問題なくキレイですが表のコテコテの油汚れはなかなかに強固!
ガスケットを交換したらドッキング!終わったらタイミングベルト関係に戻りましょう。
ところがなんということでしょう
クランクギアが噛み付いて全く抜けません(>_<)
プーラーで時間を掛けて何とか抜きましたがかなり大変でしたよ。
オイルが滲んでいたクランクシールを
抜き取って洗浄してあげました。
そして新しいシールに打替えました。同じようにオイルが滲んでいたカムシールも
抜き取ってキレイに洗浄してから
新しいオイルシールに打替えました。
ウォーターポンプを外して
当たり面をキレイに均してから
新しいウォーターポンプを組付けます。
タイミングベルトを組付けたら張りを調整するのですが
何度か組み直してはみましたがやっぱりプーリーの「合いマーク」は
半コマずれた状態でした。よくわかんね(ーー;)
ファンクラッチを組み付けようとした時、何故かプーリーを止めるナットが回りません。
おかしいと思いよくよく見てみると
スタッドボルトが微妙に歪んでる?そういや緩める時に「なんか固いな」とは
思っておりましたが・・・(ーー;)
新品のスタッドボルトが単品補給でありましたのでありがたいです。
SSTを使って脱着していきます。
左側が新品のスタッドボルト。見比べると明らかに歪んでるのが判ります。
全てボルトを組替えましたら完成!(^^)
そしてエンジン始動!オイル漏れがないのが確認出来ましたら完成です(^^ゞ
コレでこれからもガンガンお仕事にお使い頂きたいと思います。
ということで今回はココまで!
それじゃ またな~(^o^)丿
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こちらでもいろいろとつぶやいております(^^;)
なんとなくnoteも不定期に更新しております。
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