ダイハツ タント(L350S) カーエアコンの修理作業(高圧側が詰まってますよ)

あんなに暑かった夏ともオサラバしそうな気配のココ大阪。

皆さま、ご機嫌麗しゅうございます(*´з`)

店主のとこでは例年のごとく4月ぐらいからエアコン修理に追われ追われて

気が付けば既に9月。年を重ねる度にエアコンを修理する期間が長くなっているような

感じがしてやまない今日この頃です。

ダイハツ タント(L350S)でございます。A/CをONにすると冷えず異音がするとのこと。

実際に点検してみるとコンプレッサー本体からガラガラ音が・・・(*_*)

マニホールドゲージを繋いでみると案の定、高圧側が全然上がりません。

そりゃ冷えませんですたい( ̄▽ ̄)

フロント周りを分解してコンプレッサーを取り外します。

取り外したコンプレッサーの中のオイルを抜き出してみると・・・

真っ黒でドロドロなオイルが出てきました(゜゜)

コンプレッサーは完全にアウチみたいです。

そしてもう一つ、ダイハツ車の泣きどころでもある高圧パイプを点検します。

圧力スイッチを外して覗き込むと中のフィルターが完全に詰まっておりました(゜゜)

この時点でほぼA/Cシステム全滅判定なのでオーナーと協議。

オーナーは新車の乗り替えを希望されたのですが時期が悪く注文しても直ぐには

納車されない為、とりあえずこのタントで今年の夏を乗り越えるように修理することに。

コンデンサーの中も真っ黒です(゜゜)

外したパイプも真っ黒(゜゜)

詰まった高圧パイプも脱着。

外したエキパン。高圧側が真っ黒でした(゜゜)

エバポレーターは再使用するので強力洗浄しておきます。

詰まった高圧パイプ。従来は交換対象ですが今回は再使用する為に

強力洗浄にてキレイにしてみました(^^;)

それとよくダイハツ車の高圧パイプの詰まりについての問い合わせを頂くのですが

洗浄すれば直るのではなく「なぜフィルターが詰まったのか?」この原因を

解消しないことにはエアコンシステムを再修理することになりかねません。

届いたコンプレッサー。こちらもリビルトではなく程度の良いリサイクル品を使います。

同じように中のオイルを抜き出し、規定量のオイルを注入しておきます。

準備が出来たらコンプレッサーを組付け。

エキパンは新品に交換します。

エキパンの取り付けボルトですが左側のようにほとんどがサビているので

必ず新品のボルトに交換しておきます。

エキパンを組付け。

洗浄してキレイになった高圧パイプ。

圧力スイッチやパイプ関係は全てOリングを交換してから組付けます。

コンデンサーはドライヤが一体型の為、新品に交換しました。

今回交換した部品たち(^^;

ほぼ全て組めましたので

じっくりと時間をかけて真空引き作業を開始します。

約半日ほど放置していても真空状態を保っていましたのでこのままガスチャージを開始。

今度はちゃんと高圧側も上がっていきましたよ!(^^♪

吹き出し口の温度も10℃を割り込んでかなり涼しくなりました。

実際にテスト走行にいきましたが冷えも良好でいい感じになりましたので

これにて全ての任務が完了!(^^ゞ

待ちわびるオーナーにも無事に納車出来て尚かつ喜んで頂けてよかった。

今回は事情が事情だけに必要最小限で最大の効果を得る為にいろいろと考え

作業に当たってみました。それじゃまたな!(^^)/

 

エアコン修理 顛末記➁ @ ダイハツ タント(L350S)
タントのエアコン修理です。冷えないのはコンプレッサーの圧縮不良と診断。しかし外したコンプレッサーからは金属の粉が。コンプ・コンデンサー・エキパン&エバポ交換のエアコン全滅パターン確定。

 

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