夏も近ずく八十八夜~♪ということで蒸し蒸し暑いここ大阪。
皆さま、如何お過ごしでしょうか?(^^;)
常に身体が燃えている店主の夏は家でも車でも常にAC全開!
とてもじゃねぇがエアコンの無い生活は店主には考えられない。
ホント文明の利器に心から感謝申し上げまする。

スズキさんちのラパンでございます。
時期的には少し早いのですがACが冷えないので早めに
点検して欲しいとのご依頼でした。

早速ゲージにて点検してみるとガスが動いておりません(゜゜)
どうもACコンプレッサーが動いてない感じです。

マグネットクラッチへの通電が確認が出来ませんので
テスターを使って見えない電気を追いかけます。

ハイ、ACリレーの不良を確認。電圧を掛けてやると「カチッ」と
一応スイッチングしますが実際は導通しておりませんでした。

リレーを交換してコンプレッサーも無事に回りこれで
エアコンも冷えて修理完了か!と思いましたがそんな筈も無く
どうも何処かでガス漏れしているようです(>_<)

点検の結果、ガス漏れはエキパン&エバポレーターからと判断。
室内のダッシュボード脱着確定。軽自動車でも結構大変(>_<)

外したダッシュボード&クーリングユニット。

エキパンのネジ部から漏れた跡があります。

ケースの中もエバポレーターから漏れだしたガスとコンプオイルで
ベタベタでした(゜゜)

ケース関係をキレイに洗浄してから新品のエバポレーター&
エキパンを組付けてやりましょう。

折角なのでサーミスタも同時交換です。

クーリングユニットが完成。

険しく長い来た道を戻ります。配線関係や色んな所が
邪魔をしてきますが何とかクーリングユニットを組付けます。

ダッシュボードを被せて細かいところを組付けたり
調整したりとめんどくさいです(*_*)

とりあえず室内関係は完成!(^^♪


フロントバンパーを外して

ACコンデンサーを脱着。中のドライヤだけ交換出来るタイプ
でしたのでコンデンサー内部を出来るだけ洗浄してから

新品のドライヤを組付てやります。

コンデンサーとラジエターの隙間は出来るだけ埋めてあげましょう

リビルトのコンプレッサーを組付け。

因みに元のコンプレッサーからは数滴しかオイルが出てきません
でした(゜゜)

配管関係は全部洗浄しておきました。

バルブコアも交換します。

固くて抜けなかったヒーターホース。何とか慎重に抜こうと
しましたが最後は割れてしまいました(>_<)

新品のヒーターホースをドッキングです。

全て組付けたら冷却水を注入してエンジンを回します。

ラジエターファンが回るまでエンジンを回します。

冷却水のエア抜きが終わったら真空引き作業を開始。

真空状態で次の日まで放置プレイ。

漏れが無いようなのでガスチャージを開始します。
いい感じにガス圧も上がっていきましたよ。

テスト走行へ行きましょう。

吸い込み口の温度は22.8℃


吹き出し口の温度が10.4℃。
吸い込みの温度より10℃前後低く制御している感じです。

ということでコレにて全ての作業が完了!(^^ゞ
ラパンオーナーにも喜んで頂きましてダッシュボードまで
バラしたかいがありました(笑)
これでこの夏を涼しく快適に過ごして頂ければと思います。
それじゃ またな!( ̄▽ ̄)
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