旧車のブレーキ修理(ホンダ S800)&ダイハツコペン(L880K)点検&整備

ひと雨ごとに「春」が近づいて来ているようなここ大阪でございますが

みなさま、ご機嫌麗しゅうございます(^^♪

まだまだ「花冷え」や「寒の戻り」と言われるような寒くなる日も

ございますのでくれぐれも体調には気を配りつつ

これから来たる「春」を謳歌して頂きたいと思います(^o^)丿

「旧車」と呼ばれるホンダ S800でございます。

ブレーキのメンテナンスの為、こちらへ入庫してきました(^^)

お預かりして実際にテスト走行してみると・・・

ブレーキペダルが「すぅー」と奥まで入っていきブレーキが効かず

とても怖い思いをしました((+_+))

とてもとても危ないのでさっさとブレーキを分解していきます。

リヤブレーキ

ドラムを外して

分解中!(^^)

予想していたとおりホイールシリンダーにサビがまわっておりました(一一”)

とりあえずホーニングしてみます。

結構キレイになりました。このままイケそうな感じです(^^)

ピストンも修正してゴムカップを交換したら十分使えそうで良かった。

ピストンを組み付けて

ライニングを組み付けたら

反対側のドラムも外して分解していきます。

こちらのシリンダーはかなりヤバい((+_+))

何とか修正してみましたがかなりアバタが残りました。

今回はこれで再利用しますがもう修正も限界かもしれません(一一”)

こちらのピストンも当然サビがまわってましたよ(一一”)

何とか修正してみました。あとは新しいゴムカップとブーツを組んで

ホイールシリンダーを装着!

ライニングを組んでブレーキ調整をしたら

ブレーキフルードを入れ替えて完成です(^^)

あとエンジンの下辺りがオイルで濡れていたので調べていくと

デストリビューターのところからエンジンオイルが漏れてきておりました。

デスを脱着!

外したデストリビューターとガスケット。

今では珍しい「ポイント点火式」。

ポイントも新しい物に交換しようと思いましたが、今回は接点部分をきれいに磨いて

ローターとヒールの当たり面にグリスアップしてギャップ調整して再使用しました。

漏れたオイルで汚れた箇所を強力洗浄中!(^^)

デスビのガスケット。ヘッド側のアタリ面を修正してから組み付けます。

デスキャップ&コードも元どおり組付けたら完成です!(^^♪

もう一つ気になったのはタイヤを外す時にフロント部分にガタがあったことで

調べてみるとハブベアリングだろうということで

ハブベアリングを抜き出してみました。

ベアリングのアタリを見る為に

一旦、きちゃないグリスを洗浄してベアリングをキレイにします。

ベアリングのアタリ方も問題なさそうなので

新しいグリスを注入して締め直してみるとガタはほとんど無くなりました(^^)

とりあえず整備作業も完了しましたので

実走テストに行きましょう!(^^♪

怖かったブレーキもちゃんと効くようになって良かった!

でもほんとに旧車の部品を調達するのは大変です(ーー;)

そしてダイハツさんちのコペン(L880K)でございます。

各部の点検をご依頼頂きました。

フロントブレーキ

リヤブレーキ

ドラムを外してライニングの減りやフルード漏れ&にじみが無いか調べます。

リフトアップして下まわりも点検中!

最近はタイロッドのエンドブーツはヒビ割れしていることが多いです。

さらにリフトアップして下まわりをチェック!

他のブーツ系は特にも無問題。

エンジンのオイルパン辺りが何やら湿ってます(一一”)

どうもエンジンのヘッドカバー付近から垂れてきてるみたいなので

早速修理していきましょう!

ホース&パイプ関係脱着!

漏れた跡があります。っていうか現在進行形で漏れてます。

まずはこの状態で

強力洗浄して出来るだけ汚れを落としていきましょう!

ヘッドカバーを外すとカムシャフトがこんちくわ!

外したヘッドカバー。

こんがり灼けているのをみると過去のオイル管理がよくなかったみたいです。

よくあるタイミングチェーンのたるみも今のところは大丈夫そうです。

プラグホールのカチカチに硬貨した古いガスケット(下側)を撤去して

新しいガスケットを打ち込みます。

ヘッド側の当たり面をきれいにしたら

新しいパッキンを組んでヘッドカバーをドッキング!

二度とオイルが漏れて来ないようにと祈りを込めて液体パッキンも

たつぷり奢ってやりましたよ(^^)

後はホース&パイプ関係を元どおりに組み付けてエンジンを始動!

オイル漏れが止まったことを確認出来ましたら作業完了です(^^♪

そしてオーナーからの追加依頼で

リヤブレーキホース

脱着。

定番のステンメッシュホースへ交換!(^^♪

フロント側もモチロン

ステンメッシュホースに交換です。

ブレーキホースを組み付けたら

ブレーキフルードを抜き替えします。

最終的に

フルード漏れ&滲みが無いのを確認出来ましたら

コレにて点検&整備作業が完了でございます(^^♪

待ちわびるオーナーにも無事に納車させて頂きました。

これから来る気持ちの良い季節に楽しくドライブ出来るように

愛車をしっかりとメンテナンスして頂きたいと思います。

それじゃ~またな(^o^)丿

 

旧車のブレーキ事情 @ ホンダ S800
今回はホンダの名車S800のブレーキ修理&オーバーホール作業のご紹介です。まずは絶版車なのでパーツを入手するのが大変。人為的に壊されダメなブレーキパイプはワンオフで製作してみました。

 

 

 

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