「振動 」(エンジンマウント交換) @ ダイハツ ブーン(M300S)

みなさま こんにちは(^^)

今回はCMで一躍有名になりましたあの「パッソ ぷちぷち プチトヨタ!」で

お馴染みのダイハツ ブーン(M300S)でございます。

お客さんから「オイル交換&1年点検」のご依頼を頂いたのですが・・・

点検前に少しテスト走行してみると何か気持ちが悪い?

よくよく観察してみるとシフトをDレンジのまま信号待ちしていると

微妙に不快な振動が入力されるんです(゜゜)

元々3気筒エンジンなので振りやすいのはありますがどう考えても不快。

おまけに走行しているとATの変速も「気持ち悪い」( 一一)

どうも軽いショックが出てきてるみたいで気になりだしたらもう止まらない。

なのでお客さんに「ありの~♪ままの~♪」店主が感じたことを告げてみましたが

「すこ~しも悪くないわ~♪」というお答えが帰ってきましたよ(ーー;)

でもこれから先のことを考慮してお伝えしましたところお客さんにも御了承して

頂きましたので今回も作業開始でございます(^o^)丿

現在の走行距離は「46,000km」ほど。

各ユニットに何かエラーが入力されていないか調べます。

各データーも見ていきます。

コンパクトな3気筒エンジン。

プラグ交換。白金タイプのプラグはメーカーでは10万km交換指定ですが

半分にも満たない走行距離ですでにコレだけ減っております。

こんな状態で走行を続けていると遅かれ早かれIGコイルが逝かれますので

こちらでは早めのプラグ交換をお勧めしております(^^)

エンジンオイル&エレメントを交換。しかしこのエレメントカバーのドレンボルトが

全く緩まない(>_<) あの手この手でも緩まず大苦戦。

最後は頭の六角部分がナメてしまった。ほんとやるせない( 一一) 仕方がねぇので

チカラ技で外しましたよ。この潰れたドレンのフタだけ単品補給があったので注文。

すでに形が変更されておりました。やっぱりよく潰れたんでしょうね(笑)

中の紙フィルターも交換して

組付けます。

見ないでおこうと思いましたが見えてしまったリヤのライニング。

リーディング側が激減りです(゜゜)

分解中!

よくライニングを減っているほうだけ交換する人がいますが店主は前後「同時交換」を

推奨いたします。たぶんあとで後悔しますから(^^;)

グリスアップして組付けて

ブレーキ調整したら完成!そしてここからは先般 店主が感じた「気持ち悪い」を

取り除く作業をば開始でございます。まずは不快な振動から

右側マウント

エンジンマウント(下側 新品)

上下を比較すると明らかに古い方は沈んでます。

ドッキング!

左側マウント

こちらは逆に下がってます

合体!

リヤ側のマウント。

あんまり判りません(笑)

ドッキング!

全部交換してみたもののこれで本当に「気持ち悪い」が消えるのか?

それは後のお楽しみに置いといて・・・

お次はATの「かる~い変速ショック」を点検していきましょう。

なにわともあれまずはATFをチェックです。

量は「無問題」。匂いも「無問題」。

色はゲージではキレイには見えていますね(゜゜)

いつものように

オイルパンのドレンからATFを抜きます。

抜きたてほやほやのATFを採取。

そして

ダイハツ純正の新品ATF。比較してみると見ての通り結構汚れてます。

全部抜けたらオイルパンを剥ぎましょう♪

オイルパンを剥いだらストレーナーがこんちくわ。

ストレーナー脱着。この時に更にATFが抜けますので

ATFを出来るだけこぼさないように受けて置いて

軽量カップにて抜けたATFの量を確認します。

すると「約2.5L」程抜けたみたいでした(^^)

このブーンのATFの規定量が「5L」なのでATの中には約2.5L残っている

計算になります。それではさらにATF全量交換に向かって行動あるのみ!

外したストレーナー何かの粉みたいなのがビッシリと詰まってました。

新品のストレーナー

外したオイルパン

お約束?

めちゃ銀粉まみれです(゜゜) この汚れを取らずしてのATF交換は「ナシ」でしょう。

キレイになったぜ!

あとはガスケットを交換して

仕上げはまだAT内部に残ってるであろうキチゃないATFさんを

油温をモニターしながら独自の方法で

キレイになるまでどんどん抜きましょうね(^^♪

最終的に抜けてくるATFが新油と変わらない位になりましたので

ほぼ全量抜けたと思いたい(^^;)

そして走行テストにいきましたが結果は良好!(^^♪

Dレンジで信号待ちでもあの「気持ち悪い」振動はほぼ消え、

「気持ち悪い」変速ショックも完全に消えましたよ!

ほんと思っていた以上に良い結果になりとても嬉しい。

ほとんど自己満足の世界かも知れねぇですが・・・。

最終的に各部からのオイル漏れがないのを確認しましたら

コレにて全ての任務完了であります(^^ゞ

今回のようにエンジンマウントのヘタリによる振動が最近多くなっており

特に軽自動車や今回のブーンなどの「FF車」「3気筒」エンジンにて

多発しております。コレもFF車のドライブシャフトブーツと同じで

避けては通れない事象なのかもしれません(ーー;)

ということでコレからも安心&安全の為のメンテナンスに重きを置いて頂きまして

更なる楽しいカーライフを送ってくださいませ!(^o^)丿

 

ダイハツ ブーン(M300S) @ 足まわり修理・ステアリングラック交換
ブーン(M300S)の異音修理です。今回車検で預かったのですがハンドルを切るとすごい異音が。ショックマウントが原因だったのですがステアリングラックにもガタが有り大手術となりました。

 

 

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