カーエアコンの点検作業編(セルシオ・エスティマ・ハイゼットカーゴ他)

今回は「カーエアコン」の小ネタ集でございます。

毎年毎年、暑い夏を乗り切る為に家庭でもクルマでもエアコンはフル稼働状態!

おかげさまで店主も快適に過ごせております(^^♪

でもそんな素晴らしい文明の利器も機械である以上哀しいかな 悲しいかな

いつかは壊れてしまうのです(ーー;)   ということで

そんな「エアコン」を愛する方々の哀しい物語の始まりでございまする。

トヨタ セルシオさまでございます(^^)

エアコンが冷えないので点検してほしいとのことで来社されました。

エンジンルームを点検すると一応、コンプレッサーは作動しているようです。

熱い~!((+_+)) ほとんど熱風でした。

早速マニホールドゲージをつないで点検&診断!

どうもエアコンのガスが漏れてるようです(ーー;)

どうもバルブコアが怪しいのでとりあえず交換して

時間をかけて真空引きしてからしばらく放置しておきます。

暫くしてから確認したところ、とりあえず漏れもなさそうなのでガスチャージ開始!

どんどんガス圧が上昇中!それと共に吹出し口の温度も下がっていきます(^^♪

ガス圧も安定してくると

さすがのセルシオさまです。マジで寒いくらい冷えるようになりましたよ!

これで今年の夏は快適に過ごせるはず。

トヨタさんちのエスティマ、通称「天才タマゴ」でございます(^^)

車検時にエアコンの点検を依頼されたのですが・・・

点検してみるとガス漏れしてるみたいなので

真空引きしてからのガスチャージ!このエスティマさまは

「R12」仕様なんですが今回は「R134a」でいきます。

外気温とほとんど変わらね熱い室内( 一一)

どんどん温度は下がりましてだいぶ涼しくなってきました。

だけどあともう一息!のところでストップ(゜゜)

コンプレッサーがちと辛いです。ツインエアコンなのでリヤ側も始動させると

フロント

リヤの吹出し口

う~ん(ーー;)

最初よりはかなり涼しくはなりましたがこれ以上は大掛かりな修理となるので

オーナーと協議の結果、「蛍光剤」を放り込んで今回はこのままで納車です。

「エアコンが効かない?」とのことで入庫してきましたのは

ダイハツ ハイゼットカーゴ(S321V)であります(^^)

お車をお預かりしまして点検してみるとエアコン自体は冷えているのですが

ブロアーファンの「風量」がかなり少ないぞ?

とりあえずブロアーファンに会いに分解していくのですがメチャ面倒なところに

ブロアファンのケースが鎮座しておりおまけにいろんなブツを外さなけりゃなりませぬ

外したブロアーファン。かなり汚れていますので洗浄してから組付けます。

この車両は見てのとおり、一般的な「クリーンフィルター」が付いておらず

こんな感じのフィルターが付いているだけ。よく見ると向こう側が見えないくらい

ホコリの「壁」が出来ておりましたよ(゜゜)

これじゃ~吹き出す風の量も少なくなっちまいますぜ!

エアーでホコリを飛ばすとこんな感じ。この後、更にキレイに洗浄して組付けたら

エアコンの風量が上がり快適な空間に変身しましたよ(^^♪

トヨタ ハイラックスであります。エアコンの効きが悪いんですとご依頼頂きました。

吹き出し口の温度を計測すると22℃程(゜゜)

全く効いていないワケではないですがこれでは夏場の日中は熱くて乗ってられません。

エンジンルームをじっくりと点検しているとあることに気がつきました!

コンデンサーのファンが回ったり回らなかったりしているのを発見!(゜゜)

そうこうしているうちに何故かファンが完全に回らなくなったので

分解中!

電動ファンを外し

テスターで計るとほぼ断線に間違いなさそう(゜゜)

電圧は無問題。

新品の電動ファンをゲット!

ドキドキしながらエアコンをONにするもなんと電動ファンが回りません(゜゜)

とりあえずリレーを調べると

ちょいと抵抗が大きい?

ですが一応問題なく動いてます。更に突っ込んでトラブルシュートしていくと

レジスターがショートしているのを発見!(゜゜)

なので早速レジスターを手に入れて組付けると電動ファンが回りだしエアコンも

無事に冷えるようになりました。

スバル サンバーでございます。

エアコンが効かないので他店で見てもらったら「電動ファン」がダメとのことなので

交換してもらったがエアコンはあまり冷えず。点検してもらったが原因が判らない。

ということで秘密工場へ入庫することに。

とりあえず吹き出し口の温度を測ってみると

安定して24℃以上を指示しており、さすがに炎天下では「熱中症」確定(ーー;)

早速マニホールドゲージを入れて点検&診断していきます。

点検したところガスは入っているみたいですがガス圧が上下して不安定な状態。

とりあえずピットに入れて点検しましょう!

ここで一つ気になったことがありました。

水温が規定の温度になると電動ファンが回っている音は聴こえてくるのですが

エアコンを「ON」した時に電動ファンが回っている様子がないのです(゜゜)

だもんでピットに潜って下から電動ファンを見ると左側の小さいファンは

時折回っておりますが右側の大きいファンは回っておりません。

オーナーに連絡をして「左右どちらのファンを交換したのですか?」と訊ねると

「確か小さい方のファンです」と教えていただきました。実はこのクルマ、

小さいほうのファンは「ラジエター用ファン」で大きいほうのファンが

「エアコン用コンデンサーファン」なのであります(゜゜)

ここでやっと店主の中で気になっていた「点と点」が繋がりましたので

どんどん調べていきましょう!

モーターの抵抗を計測すると断線状態・・・( 一一)

ファンモーターへ直で電源を投入してみますが案の定 ファンは全く回りません。

これでファンモーターの故障が確定しましたので本格的に分解していきます。

作業スペースが狭いので出来るだけ外せるものは外します。

大きいファンを外すのには小さいファンを外さないとなかなか厳しいっす!

ラジエターファン。以前に交換されたとのことでしたが確かにモノが新しいです。

こちらがコンデンサーファン。残念ながらコレが回らないとエアコンは冷えないです。

折角なんでラジエターの裏からエアーブローしておきます

新品のファンモーター(右側)到着。

ファン本体もヤレてきてましたので交換します(^^)

組付け完了(^^♪

再度、真空引きして規定量をガスチャージします。

ガスチャージしていくと吹き出し口の温度が20℃ほどまで下がりました。

リヤゲートを開けた状態では熱い空気を吸ってしまい温度がこれ以上下がりません。

とにもかくにも実走テストにいきましょう!

信号待ちブロアー全開状態で12℃ほど。

最初よりはかなり涼しくなりましたが工場に戻ってきて再度点検してみると・・・

更に冷やすにはちとコンプが辛いかな(ーー;)

更にとことん追求したいのは山々なのですが「大人の事情」も加味しまして

今回はこの状態で納車させていただきました。

ということで今回はこれにて終了でございます(^^♪

これから「熱い夏」がやってくると思われますが決して「男のガマン大会」など

なさらずにさっさとエアコンの点検&診断作業に愛車を預けて頂きまして

快適なカーライフを送ってくださいませ!

それじゃ またな~(^o^)丿

 

自動車整備の世界!㉖
大阪府東大阪市で自動車の点検・車検整備・修理をしているハッコーカーズです。自動車は消耗品のカタマリですので定期的な点検&メンテナンスでリフレッシュすれば安心して安全に乗って頂けます

 

 

 

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