店主の秘密工場に西の遥か彼方から遠路はるばるお越しになられたのは
スバル レガシィB4でございます(^^♪ 今回のご依頼の内容は
「タイミングベルト交換・ATF交換・パワステポンプ交換・プラグ交換」と
コレからまだまだ乗り続ける為のリフレッシュ作業メニューです。
それでは早速作業を開始しましょう。
ボンネットを開けて養生していきます。
保護テープを巻いたらリフトアップ。
ターボなしの水平対向エンジン。
シンプルで作業性が良いです。
ラジエター脱着。
邪魔する物を外すとタイミングベルトとご対面(゜゜) OHCなのでシンプルです。
ベルトもウォーターポンプもオイルシールも全て交換します。
(下:新品)
(純正品)
(社外品)コチラは社外品のウォーターポンプなんですが付属されているガスケット
が大体「紙製」なので
店主のとこでは社外品を組む時は出来るだけ純正の「メタルタイプ」を別で注文して
組み付けております。
左バンクのカムシール
右バンクのカムシール
クランクシール
オイルシールたち
オイルシールを抜いたら
キレイに洗浄しておきます。
そして全て打ち替えます。
ウォーターポンプも組み付けます。ウォーターポンプの交換時には
後で泣きを見ないようにこのバイパスホースを同時交換しておきます。
タイミングベルトを張りまして
カバーを組み付けます。
ラジエターホースとサーモスタットも交換。
点火プラグの交換。結構減っておりましたよ(゜゜)
メーカーは「10万km交換指定」を謳ってますが店主のところでは
大体5万kmぐらいで交換しております。
パワステポンプも脱着。シャフトのシール部分から漏れておりましたので
差し入れのリビルト品で対応します。
新しいポンプのほうへパーツを組み替えてドッキング!
全てを組み付けたら冷却水を張りエンジンを始動します。
テスターを接続して水温やその他を確認するのですがいつものテスターがこの車の
詳しい情報にアクセス出来ません(゜゜)
なので違うテスターで再度チャレンジすると無事にアクセス成功!
しかし何か知りませんが色々と「フォルトコード」が出てきましたが
とりあえず記録してから一旦、全消去。あとはエンジンを回して水温をモニター
しながら適温になったら水を抜きまた水を入れてエンジンを回すを繰り返して
何度か冷却水の入れ替えをします。それが終わればお待ちかねのATFの交換で
あります。当ブログでも一番問い合わせの多い作業の一つでございます。
このレガシィさま、現在の距離が「約130,000km」
これまで一度もATFの交換をしたことがないそうです。
手始めにとりあえずオイルパンのドレンボルトからATFを抜きます。
見事に真っ黒でございました(゜゜)
ATのオイルパンを剥ぎます。
ストレーナーがこんにちは!
(右:新品)
ATのストレーナーは色が変更されており、しかも銀粉まみれでした。
剥がしたオイルパンには液体ガスケットがベッタリ。
いつものように地味に液体ガスケットを剥がしていく(これが大変!)
キレイに洗浄してからストレーナーを組み付けます。
更にATF用のエレメントを交換します。
ATFにもカートリッジ型のエレメントを装備していることを考えると
スバルの技術陣はよく考えていると思います。ATのことを考えたら
早めに定期的にこのATF用のエレメントも交換したほうがいいと思います。
純正のATFを注入して
ATFの油温を見張りながら
フロントデフと
リヤデフのデフオイルも交換。
テスターを繋いだまま
ロードテストにレッツゴー!(^o^)丿
最終的に秘密工場へ戻ってきてオイル&水漏れ等が無いのを確認出来ましたら
コレにて全ての作業が完了です!(^^ゞ
そして長い間待って頂いたレガシィのオーナーには修理内容と少し気になる点を
お伝えして納車させて頂きました。そして無事にリフレッシュ作業を終えたレガシィ
さまは元気良く遠い遠い西の彼方へと戻って行かれました。(^o^)丿

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