ATの変速ショック? @ 三菱 トッポBJ【車検と車の修理@東大阪!】

2015年6月18日

ある日のこと

例の? 三菱 トッポBJが 

オイラの工場へ 来社しました 

(^^) 

オーナー曰く

「ATの変速ショックが大きくて 乗ってられない」とのこと。

お預かりして

早速 テスト走行に 行きますと

1速から 2速へ変速するときに「ガツン!」という感じでつながります。

オマケに? 多少「滑り」もあるみたいで ほんまに乗ってられません。

(ーー;)

オーナーには

「一度 点検&診断 してみます」 とお伝えしました。

まずは

ATのドレンから「ATF」を抜くと

チョコレート色?した 液体が出てきました。

指にとって見てみると 黒い粉がいっぱい混じってます。

たぶんブレーキかクラッチ関係のものじゃないかと。

(^_^;)

そして オイルパンを剥いでみます。

すると中からこんなものが出てきました

バルブボディーに使われている「アルミ プラグ」が折損しておりました

(ーー;)

変速ショックに直接作用はしてない?と思いますが

あまり気持ちのいいものではありません。

そして

オイルパンを綺麗に 拭いてみると

アルミプラグが暴れたであろう?傷が残ってます

そしてAT用の「ストレーナーを取り外します。

取り外した瞬間、「ドバッーーー」と

茶色と黒が混ざったような色の「ATF」が飛び出してきました

(>_<)

これがAT用のストレーナー

古いほうのストレーナーには 粉がいっぱい付いており

完全に目詰まりしてる感じです

(ーー;)

(右:新品)

これが原因で「ATF」が ちゃんと吸い上げられずに

ATの寿命を縮めたんじゃないか?と考えました

折角なので「バルブボディー」とその周辺を洗浄しました。

チョコレート色の液体とたまにチョコレートの固形?が洗えば洗うほど

溢れてきます

(ーー;)

ほんまにドロドロでした。

(>_<)

やっと綺麗になったところで 

バルブボディー&新品のストレーナーを組付け

オイルパンを組付けて 純正「ATF」を注入。

リフトから降ろし 暖気して「ATF」の量を確認して

あらためて 走行テストへ・・・・・・

結果、

「やったーーーーーー! スムーズに変速してるぅーーーー! やっほーーー!」 

\(^o^)/

んな はずもなく かなりマシにはなりましたが

やはり変速ショックは大きいです

(ーー;)

もう少し早く気づいて対処してれば ここまで壊れなかったかもしれませんが

そんなことは あとのカーニバル! 

(ーー;)

なので

「ATF」の交換時には 必ず「ストレーナー」の「同時交換」を

オイラは おすすめします。

「ATF」は普通の潤滑油ではなく「作動油」なので条件的には遥かに厳しいはず!

(^^)

ATを長持ちさせるには「ATF」の管理がとても大事です。

ただ単に「ATF」を抜き替えるより

「ストレーナー」の 同時交換&洗浄には 手間も費用も

必要ですが 少なからず効果はあると思います。

話は戻りますが

このトッポBJのオーナーに車を引き渡し、

車の現状を報告しまして これから先どうするのか?

考えてもらうことにしました。

(^^)

そして 数日後のこと

トッポBJの オーナーから連絡があり

いろいろと考え、悩み、乗り換えも視野に入れ 考えていたのですが

やはり この車を「気に入っている」ので 修理することを決断!

(^^)

今回は 予算の都合で 中古ATへの載せ替えに決定!

(^^)

すぐに 中古ATを手配し たまたま程度の良いのが見つかったので

トッポくんを 引き取りまして作業を 開始デス!

まずは フロント周りをバラしていきます。

ドライブシャフトのブーツが破れていたのですが 後で修理します

「エンジン&AT」と繋がっているもの 全てを切り離し

「エンジン&AT」を降ろす準備に入ります。

リフトを車の下に入れて 車体をゆっくりと上げて行きます。

なんとか無事に降ろせました (^_^;)

そしてこれが「抜け殻」(笑)

降ろした「エンジン&AT」を 点検します

実は このトッポ君、ATだけでなく

タイミングベルトの交換やら エンジンマウントの交換やら

他にも色々とオーナーの依頼がありまして(笑)

一部?を 除きまして

この機会に「一気に」やることに決定デス!

(^_^;)

まずは ATを切り離します。

チェーンブロックをかけて慎重に切り離していきます。

切り離したAT

切り離されたエンジン

先にフライホイールを外しまして

クランクのリヤのオイルシールを打ち替えます。

車を下から見て 「エンジンとミッションの間」からオイル漏れしている場合、

このオイルシールから漏れていることが多いです。

(^_^;)

交換にはミッション脱着、もしくは エンジン&ミッション脱着が

必要になりますぜ!

適度にオイル漏れもしております

(^_^;)

そして

「載せ替え」用の中古ATを箱から吊り上げて

アンコウ?を捌く感じで 

吊り上げたままで フロントのオイルシールを

打ち替えます (^_^;)

古いシールを抜いて

AT側を綺麗にしてから

新品のシールを打ち込みます。

古いATからパーツを取り外し 新しく載せるATにコンバート!

(^^)

そして

準備が整いましたら エンジンとドッキングします! が

しかし、これが一人ではなかなか入りません

(>_<) 何度かチャレンジして 力尽きそうになった時に やっとのことで「スポッ」と入ってくれました。 (^^)

これにて 「第一段階」は終了です

(^^)v

やっとのことで

エンジンとミッションをドッキングしましたので

お次は「タイミングベルト」を交換します

ファンベルト ACベルトを外し

タイミングカバーを外しますと

タイミングベルトが こんちくわ!

\(^o^)/

車上で作業するのとは 大違いで

何をするにしても メチャメチャ 作業がやりやすいですわ!

(^^)

それと この車には「バランサーシャフト」が付いております

これを固定する為に ブロック側からボルトを放り込みます

これで バラす準備が整いました

タイミングベルトを外して

カムとクランクのオイルシール&「ウォーターポンプ」も

同時に交換します

そして

元のようにプーリーを組付け

タイミングベルトを張ったら 完了!

ついでに

オイル漏れしていた タペットカバーのパッキンも交換です。

次に「エンジンマウント」の交換にいきましょう!

オーナー曰く

「信号待ちでDレンジで止まっていると ボディーがガタガタ震える?」

らしいです。

とりあえずマウントを外してみます。

まずは リヤ側 

そしてフロント側 

そして

左サイド側 

完全に 崩壊してました (ーー;)

これでは振動も吸収できるわけがありません。

マウントを 全部交換しまして デフのオイルシールも交換!

そして 

いよいよ「エンジン&ミッション」を積み込みます

エンジンルームに戻します

位置を微調整しながら ゆっくりと 決して焦らず

車体を下ろしてゆきます。

そして

愛と感動の「合体!」 \(^o^)/

やっとのことで

「エンジン&AT」が 収まりましたよ!

ここまで 一気にきましたが

載せて終わりではなく

これからまだ「組付け」及び「調整作業」が待ってます

(^^)

まずエンジンルーム内の「配線&配管関係」を

全部つないでいきましょう~!

(^^)

全てを組付けたら

今度は

載せ替えた「ATのストレーナー」と「ガスケット」を交換します。

オイルパンを剥いで

古いATFを抜きます。

この中古AT,過去にATFは交換されてるみたいでキレイでした

これが外した「ストレーナーとATF」

と オイルパン。

この車のATのオイルパンは一度 脱着されてるみたいで

液体ガスケットが塗られていました

これが意外と「ガッチリ」ついており

スクレパーで シコシコと地味に剥がします
(コレが 地味に しんどい (ーー;))

液体ガスケットを キレイに剥がしましたら

新品のガスケットとストレーナーを使用します。

そして 組付け!

遅ればせながら

最初に発見したドライブシャフトのブーツの破れ。

キレイに「洗浄&グリスアップ」をして交換。

全ての準備が整いましたので

エンジンオイル&エレメントを交換。

ラジエターにLLCクーラントを入れて

ATFを注入!

エンジンを始動します!

快調に 一発始動! (^^)

このエンジンが無事にかかる瞬間、

何回味わっても「ドキドキ」します (^_^;)

そして恒例のテストドライブに・・・。

テスターを繋いだまま走行し 各データーをチェックします。

結果は

あの「ガツーン」とくる強烈な変速ショックは

見事に消え去り、またエンジンマウント交換のお陰で

不快だった信号待ちの振動もほとんど感じません

(^^)v

ちゃんと手を入れれば こんなにも気持ち良く

乗れるんやな?と一人 悦に入っておりました! (^^)v

そして

最後の作業である

メインキー交換に取り掛かります。

キーを回してもエンジンがかからず

特定の キーのひねり方?や 突っ込み方で始動したりするので

シリンダー内部の減りとスイッチの焼けと判断し

キーシリンダーとスイッチを交換します。

ハンドル&ポストまわりを脱着。

キーシリンダーへ なかなかアクセスできません (>_<)

結局、ここまでバラさないとダメでした

(>_<) この後 シリンダーを引抜き、スイッチを交換です。

(共に左側が新品)

全てを元通りに組付けて キーを捻ると

何事もなかったようにエンジンが 始動するようになりました。

(^^)v

これにて全ての任務が完了!

(^^ゞ

この車を

首を長~くして 待って頂いていた オーナーに

納車して 一件落着です。

(^o^)丿

自動車の修理に関するお問い合わせは

★hakkocars@gmail.com 

(携帯メールの方は hakkocars@gmail.com を 受信許可してください)

もしくは

★06-6781-1818

まで お問い合わせください!

<(_ _)>