コペン物語(急)@ ダイハツ コペン(L880K)

今回は前回からのつづきでございます(^o^)丿

紆余曲折の末、やっとのことで地上に降りた「コペンさま」。

「さぁー、あともう少しでオーナーのところへ帰れますぜ!」と

やさしく話かけて いざテスト走行へ・・・

しかし走り出した途端に何かがおかしい?何か変な音が聞こえる?(゜゜)

何か走れば走るほど気持ち悪さが増すのですけど・・・。

無理せずに直ぐに秘密工場に戻り検証を重ねた結果、

「このMTミッション、だめアルネ~」(+_+)

その現実を知った瞬間、目の前がスパーク!(゜゜)

「絶望感」がハンパないです!(ToT)

最初にクラッチのレリーズベアリングの異音は確認していましたが

まさかMTミッションまで逝ってるとは・・・(+_+)

久々に工場の片隅で泣きそうになりましたが それでは何も解決しないので

「これからどうするのか?」とりあえず直ぐオーナーに連絡。

オーナー曰く「それでしたら代わりのMTミッションを送るので乗せ替えてください!」と

軽いタッチで依頼されましたので泣く泣く

(ToT) 第二回エンジン脱着作業の開始でございます (ToT)

リフトアップ

リフトアップ

折角 苦労して組んだものをまた分解するこの哀しさ(ToT)

Fバンパー脱着

やるせない(ToT)

エンジン右側

この時点で心が折れて完全にグロッキー状態(ToT)

エンジン降ろし中

それでも慎重に

降りたエンジン

エンジンを降ろしました(ToT)

触媒のネジ修正作業

折角なので触媒のネジ穴をもう一回さらってやりましたよ(ToT)

降ろしたエンジン

MT側

MTミッション脱着

砕けた心を何とか治めて無事にMTミッションを脱着。

新旧MTミッション比較

オーナーから「差し入れ」のリビルトミッション(左側)

リビルトのMTミッション

旧MT

取り外した旧のMTミッション

レリーズレバーのところがちょいと違いますね。

新しいレリーズべリングを組み付け

レリーズベアリングを組み付けます。

エンジン&MTミッションを合体

そして店主は身も心も痛めていたので助っ人に手伝ってもらいながら

エンジン&MTミッションを合体!ここまでくれば

後は元のように組み付けてゆくだけ!

車体に載ったエンジン

早急に慎重に車体に載せましたよ(ToT)

エンジン関係組み付け

配線や配管等をいろいろと組み付け中。

冷却水のエア抜き中

全ての準備が整いましたら冷却水を注入します。

やっとここまで戻ってきました(ToT)

そーいえばコペンのオーナーからの要望で

室内配線中

ブースト計の取り付け(+_+)

ブースト計用アクチュエーター

センサー1つ置くのにもスペースがないので困ります(+_+)

バルクヘッドに配線を通してます

例の場所から室内に配管&配線を引き込んでいきます(^^)

穴の開いたグロメット

もともとのグロメットは画像のように大きな穴が開けられておりました。

ブースト計とデジタルメーター

水温等の他の情報を見るために更にデジタルメーターを装着ってスペースがないので

ほんと困ります(+_+)

ブースト計&デジタルメーター

ということでメーターも無事に装着できたのでテスト走行へGO!(^^)

テスト走行

ブーストもキチンと掛ってますし水温や点火時期もちゃんとモニター出来てます。

何よりもエンジン&MT&マウントを交換しましたのでメチャ静かです。

コペンのAC点検

秘密工場に戻ってきたら忘れちゃならね「エアコンの真空引き作業」(^^)

コペンのACガスチャージ

漏れがないのを確認してからガスチャージしていくと・・・

吹き出し温度は10℃

いい感じで冷えております(^^♪

再テスト走行

最終チェックの為、再度テスト走行へ行くのです。

「バキューン!」っといい走りしております(^^♪

エンジン廻り

工場へ戻ってきたらピットへ入れてエンジンまわりをチェック!

下まわり

更に下まわりをチェックしていきます。

最終的に各部を増し締め。他の部分をチェックしても特に問題も無さそうです。

ダイハツ コペン ピットイン

ということでコレにて全ての任務が完了でございます(^^ゞ

ほんとに長~い時間、お預かりしておりましたが待ちわびるオーナーにも無事に納車させて

頂きました。これから少なくなっていく「L880K コペンさま」を末永く可愛がって

頂きたいと思います。中古車は宝探しみたいなもんで以前の持ち主のメンテナンス次第で

当たり? or ハズレ?が決まってしまうことが多々あります。

しかし手にいれた中古車がたとえ「ハズレ」だったとしてもその後のメンテナンス次第では

化けることもよくあること。なので中古車選びで大事なことは

「転んでも決して泣かない!」コレが一番大事だと思います。

それじゃ またな~(^o^)丿

 

コペン物語(序)@ ダイハツ コペン(L880K)
今回はダイハツ コペン(L880K)のエンジン修理をご紹介。業者オークションで手に入れたコペンを秘密工場へ持ち込んで来られましたがコレがとんでもない代物でした。先が思いやられます。

 

コペン物語(破)@ ダイハツ コペン(L880K)
コペン(L880K)の修理第2弾。あまりに酷い状態だったエンジンを捨ててリビルトをチョイス。ガスケット&消耗品を交換してとうとうエンジンが載りました。あとは完成まで突っ走るのみ!

 

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ハッコーカーズ|note
大阪の片隅に引き篭もりつつ ひっそりこっそり自動車やバイクの修理をしているものです。 現在のこと、これからのこと、過去に経験したことなど書き留めてゆきたい(^^;) で自動車の整備&修理の情報を発信中。

なんとなくnoteも不定期に更新しております。

コメント

  1. 店主 より:

    あれっくすさま こんちくは(^^)
    今回のミッションにはヤラレました。
    しかもFFの軽はエンジンごと脱着の場合が多い?のでとても哀しい気持ちにさせてくれます(-_-;)
    おっしゃるとおり中古車は車両代+修理代を考えて購入されたほうが結局は安心して乗れると思います(^_^;)
    今まで見た中古車たちの中にも「タイベルのみ交換」のクルマは結構おりました。でも時限爆弾のように
    水漏れ・オイル漏れをしていくので結果的に損している?ように思います(^_^;)
    それじゃ~今度からは動画のみでブログをやりましょう(笑)
    (^^♪

  2. あれっくす より:

    お疲れサマンサタバサ。
    ミッションも・・・というオチは予想してませんでした。
    然しこれで気持ち良く乗れますね。
    中古購入はいろんな意味で何が起こるかわかりませんよね。タイベル&ラジエーター程度で済めばラッキー。修理代見越して購入が良いと思います。
    まぁ、タイベル交換で、シール打ち替え、サーモ、ホース交換を提案しない車屋ならよそへ行った方がいいかと。
    動画もいいですが、丁寧な画像形式もいいですよ。こっそり見てて爆音再生はたまらんですから。。。

  3. 店主 より:

    元整備士MR2さま おひさでございます(^^)
    オサーンでもエヴァは知っておりますよ(笑)
    「急」ではなく「Q」にしようか迷いましたが(^_^;)
    コペンさまのことはお腹イッパイです(-_-;)
    傷が癒えるまで?しばらくはそっとしておきたいデス(笑)
    皆さん、結構動画アップしてはるんですね。
    オサーンはカメラを向けられると固まってしまうのでダメれす(^_^;)

  4. 元整備士MR2 より:

    まさか、オサーンがエヴァタイトルで来るとは思いませんでした(^-^)次作、[シン]があることを考えると、このコペンも再入庫を暗示してるのかと予想してしまいます。(オーナーさんには申し訳ないですが)
    最近、YouTubeで整備動画のオススメありましたのでリンクしときます。オサーン動画見てみたいです(^-^)