「アクセルを踏んでもクルマがあんまり前に進まないんですが・・・」
ということで入庫してきましたのは
ニッサン グロリア(HBY33)でございます。
オーナー曰く「何かリヤが引き摺ってる感じがするんです」
とのことなので
それじゃ早速 原因究明といきましょうか!
(^o^)丿
現在の走行は「約56、500km」
年式の割りにあんまり走ってません(^^)
実際に走行テストしてアクセルを踏んでみても確かに進まず「重い」ので
どうもリヤブレーキが引き摺ってる感じデス。
左リヤブレーキ
右リヤブレーキ
ブレーキローターに焼きが入ってました。
分解中!
キャリパーのピストンが飛び出したまま戻りません(ーー;)
ブレーキパッドが「消滅」してました(^_^;)
左ブレーキ関係
キャリパーのピストンはちゃんと戻りました(^^)
ブレーキパッドも均等に減っております。
ローターの表側は問題なし
でもローターの裏側は結構削れてます(^_^;)
右リヤブレーキを分解していきます
キャリパーはこの状態から戻りません(ーー;)
ブレーキパッドは完全にアウチ!(ーー;)
外したローターには思いっきり「焼き」が入ってましたよ!(笑)
裏側は気持ちいいくらい削れてました(笑)
見た感じまともそうな?左ブレーキのキャリパーは何とか分解出来ましたが
右ブレーキのキャリパーはピストンさえ抜くことが出来ませんでしたよ(>_<)
でもって抜けたピストンさえ「サビ&アナーキー」の為、ご臨終 (>_<)
シリンダー内部も「段」になるくらい かなり引っ掛かって削れた個所があり
結局、修復不能の為に左様なら(>_<)
なのでオーナーに「点検&診断」の結果を報告し
新品のキャリパーをゲット!(^^♪
キャリパー装着!
メーカーに「在庫部品」があるうちに手に入れておきたい(^^)
ガスケットは必ず交換!
リヤブレーキ完成!(^^♪
ブレーキフルードをキレイに抜き替えたら
完成です!(^^)
ブレーキペダルを離せば「クリープ」もするようになったし
「加速」も全く問題ないので
コレにて全ての任務が完了でゴザイマス!(^^ゞ
待ちわびるオーナーにも無事に納車させて頂きました。
このグロリア「屋内保管」の様で、年式の割りに
塗装も各機関もキレイなのですが「ブレーキ」関係はダメでした。
やはり「サビ」の侵攻は脅威であります(ーー;)
特に「車重」が重ければ重いほどブレーキシステムへの負担は「増大」します。
「楽しい思い出」が「苦く辛い思い出」になる前に
「手遅れ」とならないように適切なブレーキシステムの「点検&メンテナンス」を
心がけて頂きたいと思います。
(^^ゞ

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<(_ _)>
コメント
あれっくすさま こんちくは(^^)
よくご存知で(笑) 当時、このセド&グロはよく売れ
ましたね。しかし、さすがのV6ターボでも引き摺り
には勝てませんでしたよ(^_^;)
ほ~んと、ブレーキは大事デス。
をを!
なつかしのグランツ様ではないですか。
日産の輝きの最後っ屁あたりですかね?
グランツでも、走らなくなるのか、
はたまたグランツだから引きずってでも走ったのか・・・。
ブレーキは大切ですねぇ。