「クルマが回転数だけ上がって進まないんです」
それは突然のお電話で始まりました(゜o゜)
「それと、かなりオイルが漏れているみたいなので点検して貰いたいのです」
とのことでした(^_^.)
次の日の朝、
レッカー車にてオイラの秘密工場まで運ばれて来ましたのは
ジャガー XJ6でございます(^^)
早速点検してみると
(゜o゜)
エンジンルームのあちらこちらにかなりのオイルが飛散しておりました(゜o゜)
ピットに入れて下から覗いて見ると
「色」といい「匂い」といい間違いなく「ATF」が漏れておりました(゜o゜)
何処から漏れているのか原因を探っていくと・・・
(゜o゜)?
「AT→ラジエター」へ行くホースのカシメが飛んでおり
ホース自体も劣化して漏れたみたいです(ーー;)
しかし、このAT用ホース&パイプはとても長い一体物みたいで
しかも直ぐには入荷されないとのこと(ーー;)
とりあえず外して
分解中!
もう一方のカシメも外してパイプを取り出して
信頼性の高い「国産」の油圧ホースにドッキング(^^♪
Oリングも新品にして組み付け。
ATFを補充して走行テストを繰り返し結果、オイル漏れもなく
ATの滑りも無くなったのでコレにて修理完了としました。
今回の故障ですが本当ならATが壊れてもおかしくない状況でしたが
「大難」が「小難」になったのはオーナーが「異変」にすぐ気づき、
尚且つ悪戯にクルマを走らせることなく
直ぐにレッカー車を呼んで運んで貰ったからだと思います。
ほんと「ナイス!」な判断です(^^)
クルマを引き取りに来られた時に少し気になっていた異音が
「エアコンのコンプレッサー」からだと判断しましたので
「早めに修理されたほうがいいと思います」とお伝えしておきました
(^^)
すると後日、
「コンプレッサーが手に入ったのでエアコンの修理をお願いします」
と早速ご連絡を頂きましたので
それじゃ「カーエアコンの修理」をば始めるぞ!
(^o^)丿
まずはガス圧を測定!思ったとおり圧力が足りません(゜o゜)
コレではこれから「真夏」になると熱くて大変です。
リフトアップして
コンプレッサーとご対面
分解中!
コンプレッサーを外しますがコレが結構重い・・・(ーー;)
リキッドタンク
リキッドタンクも交換します。
外したリキッドタンクと新しいリキッドタンク(下側)
組み付け。
オーナーから差し入れのコンプレッサーもドッキング(^^♪
でもほんと意外と重いとです・・・(ーー;)
「スローリーク」していた低圧と高圧のチャージバルブを交換します。
国産とはちょっと違いますね
バルブ組付け!
こちらも古いバルブを外して
新しいバルブに組み替えましたが
変なネジのサイズ?を使っており大変でしたよ(ーー;)
全てを組付けたらゲージを接続して
時間をかけて真空引きをして他に漏れが無いかを確認します(^^♪
しばらく放置しておいて
特に問題がなければガスチャージしていきましょう。
現在の吹き出し温度。熱いッス(^_^;)
チャージしていくといい感じで冷えていきます(^^)
ここまできたら「真夏」が来ようが問題ないでしょう!
そして最後はお約束の走行テスト!
いつものテストコースにて仕上げます(^_^;)
冷え~
「寒い~~こおおおる~」(゜o゜)
冷えすぎてコンプレッサーの保護回路が働きコンプレッサーを止めましたよ!
元々はコレだけ冷やすくらいのパワーがあるんだな。
素晴らしく良く効いてます。
文句なしです(^^♪
ということで
カーエアコンの修理が完了!
XJ6のオーナーにも喜んで頂きましてほんと良かったです
(^^♪
最近のエコカーは燃費の関係でエアコンの効きが弱い?というのを
嘘か真か判りませんが聞いたことがあります(笑)
もしそれが本当だとしたら
理屈はわかりますが「ありえない」(`´)
激熱の時期に「やんわり」冷えるようなエアコンなんていらねぇ。
オイラは燃費よりも凍えるくらい冷えるエアコンが好きだ~!
エアコン万歳!
(^o^)丿
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