スズキ カプチーノ(EA11R) @ エアコン修理 夏の陣!

「夏が来~れば思い出す♫ 遥かな尾瀬~♫ 遠い空~♫」

ということでジメジメした梅雨もやっと落ち着いてきたと思ったら

これからカンカン照りな夏がやってきそうなここ大阪。

みなさま、ご機嫌如何でしょうか(^^)

今年は何だか例年より涼しい感じでまったりと過ごしておりましたが

此処へきて一気に気温も上がって家もクルマもエアコンがフル稼働!

そんな中で何度も汗だくになりながら渇きながら冷えながら店主は今日も

カーエアコンの「点検&診断&修理」に明け暮れているのです(^o^)丿

 

スズキ カプチーノ EA11R F6A型エンジン FR MT

スズキ カプチーノ EA11R

赤い彗星なスズキ カプチーノ(EA11R)がエアコンが冷えないとのことで

入庫してきましたので早速お預かりして点検していきます。

マニホールドゲージを繋いでみるとエアコンのコンプレッサーの圧縮が

弱いみたいで冷えない原因の一つに間違いないと思われます。

Fバンパー脱着

とりあえずコンプレッサーがダメなのは判ったので他の箇所が

「どこまでヤレているのか?」脱着して更に診断していきましょう。

エンジンルーム

分解中!

F6A型エンジン

ACコンプレッサーが少しだけ見えている

コンプレッサーの頭は見えてますが思ったよりも作業性がよくねぇす(一一”)

ホース内に異物?

外したホースの中に何かの「粉」が混じってました。

もしかするとヤバいかもしれません(゜゜)

コンプレッサー脱着

限られたスペースとはいえ、コンプレッサーの脱着はかなり厳しめでしたよ。

外したコンプレッサーからオイルを抜く

外したコンプレッサーの中のオイルを出してみると

コンプレッサーからオイルが出てくる

出てきたオイルには異物が混入

たくさんの「粉」と「粒」が出てきました(゜゜)

抜けたオイルは10ccほど

因みにコンプレッサーから出てきたオイルは10CCほど(゜゜)

ACコンプレッサーの内部にも黒い粉があります

コンプの中にも黒い鉄粉が見受けられこの時点でエアコンシステムの

「全滅」判定が発動!オーナーに点検&診断した結果を報告。

協議の結果、修理することになりましたので早速作業を開始致します。

 

エアコンの修理作業を開始です(^^)

エアコン関係を分解していきます

分解中!

分解中 パイプ関係を切り離します

各部のホースやパイプを切り離していきます。

エンジンのダクトホース

ダクトホース

ひび割れております

作業の途中で発見!(゜゜) これは交換しておいたほうが吉ですね。

外したコンデンサー

外したコンデンサー。何かまだ新しい感じがするぞ(゜゜)

エアコンパイプを切り離し

更に分解中!

グローブボックス

グローブボックス

グローブボックスを脱着

分解中!

Cケースを脱着

クーリングユニット

外したクーリングユニット

エバポレーター

エバポレーターがこんちくわ!(^^)

クーリングケースを分解

ケースはキレイに洗浄して「粉」が回っているエバポレーターは交換します。

新品のエバポレーターとエキパン

新しいエバポレーター&エキパン。

エアコンパイプは内部を洗浄

高圧&低圧パイプは中を

パイプは洗浄

全て強力洗浄でキレイにしてから再利用!(^^)

内部からは汚れたオイルと粉がいっぱい

メチャ汚れと「粉」が出てきましたよ!(゜゜)

クーリングケースを組み立てます

新しいエバポレーターは洗浄したケースにドッキング!

クーリングケースを車両に組み付けます

エンジンルームに室内からのパイプが出てきたところ

元の位置に組み付けたら待機!

 

色々と問題が発生((+_+))

新品のコンデンサー

届いたコンデンサー。

新しいコンデンサーを組み付け

組付け!(^^)

新品の圧力スイッチ 高圧パイプにスイッチを組み付けます

圧力スイッチは部品がある内に交換しておきましょう。

そしてコンデンサーに高圧パイプを組み付けようとした時に何やら違和感が・・・

よく見りゃ、パイプナットのネジ山が潰れてました( 一一)

ナットを緩める時に何か固いなとは思ってたのですがコレですかい。

仕方ないのでオーナーに連絡。曰く「エアコンが効かないので最初違う業者に

修理に出してコンデンサーを交換してもらった」とのことが発覚!(゜゜)

アルミのナットは弱いので決して歪んだままで締めこまないのが鉄則。

直ぐにネジ山が潰れていきますぜ(`´)

リキッドタンク

高圧パイプが到着するのに日にちが掛かるとのことなので他の作業を続行。

しかしココで新たに問題発生!差し入れのリキッドタンクがパイプと合わねえ。

新旧のリキッドタンクを比較

元々のリキッドタンクと見比べてみるとパイプの入る径が全然違う(゜゜)

よくよく調べてみたら「R134a」用だということが判明。

またまたオーナーに連絡して手配をしましたがこれも日時が必要とのこと。

新品の高圧パイプを組み付け

そして数日を経て新しい高圧パイプが到着!

新品のリキッドタンク

少し遅れてリキッドタンクも到着!(^^♪

リキッドタンク

リキッドタンクを組み付け

サクッとドッキング!(^^♪

リビルトのコンプレッサー

届いた新しいコンプレッサーを

コンプレッサーを車体に組み付け 作業性が悪いです

黄金の右腕が「関節技」を極めらているような感じで組付け。

エアコンの配管を繋いでゆきます

洗浄済みのパイプやホースをどんどん組み付けていきます。

あともう少し

だいぶカタチになってきましたよ(^^)

エアコン関係の組み付け完了

エアコン関係を組み付け出来たら

マニホールドゲージをセットして 真空引き中

真空引き作業を開始。やっとここまできました(^^♪

ガスチャージ中

真空引き作業後に漏れが無いのを確認出来たらガスチャージしていきます。

この日の外気温はかなり高い状態でしたが

ゲージの圧力は良い感じです

いい感じに圧力が上がっていきます。

室内の吹き出し口温度10,6℃

じゅうぶん涼しい~!(^^♪

室内の吹き出し口温度8,9℃

カプチーノのような狭い室内でこれだけ冷えれば快適!

低圧配管が霜でかなり濡れております

低圧側も水滴でびしょ濡れです。

 

最終チェックの為にテスト走行へ

テスト走行

それじゃ実走行テストに行きましょう!(^^)

テスト走行②

いろんな場所でいろんな場面を想定して走ってみましたが

安定して冷えるようになったと思います。

ということで

スズキ カプチーノ 前面

コレにてカプチーノくんのエアコン修理が完了!(^^ゞ

スズキ カプチーノ 後ろ面

待ちわびるオーナーにも無事に納車させていただきました(^^♪

これから「夏」本番になると思われますが

カーエアコンの点検&診断&修理はお早めに!

それじゃ~またな(^o^)丿

 

エアコン修理 顛末記 @ スズキ ワゴンR(MC21S)
ワゴンRのエアコン修理です。エアコンの効きが悪いので点検。エキパン付近からガス漏れ跡がありましたが結局コンプレッサーがアウト。リビルトのコンプレッサーを使いましたがコレがダメでした。

 

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ハッコーカーズ|note
大阪の片隅に引き篭もりつつ ひっそりこっそり自動車やバイクの修理をしているものです。 現在のこと、これからのこと、過去に経験したことなど書き留めてゆきたい(^^;) で自動車の整備&修理の情報を発信中。

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