「異音」の正体? @ ニッサン セレナ (PC24)【ブレーキの修理!】

2017年7月8日

オイラは日々、自動車整備の世界で

いろいろなクルマのいろいろな「故障」を経験させて頂いてるのですが

その中でも

「異音」に関係する故障にはよく泣かされます(ーー;)

どうしても感覚的なものに左右されるので

「診断&判断」を誤りがちになります(ーー;)

今回登場するお車のオーナーは

「前の方からシュッシュッ?擦る音がする」とのことで

入庫してきました。

ニッサン セレナでございます。

「走っている時に音は鳴らないのですが信号待ちをして発進しだすと

擦るような音が鳴り出すのですが・・・」

オイラはこのオーナーへの問診で

「信号待ちする→Dレンジでブレーキ踏む→発進→異音発生!」

こんな感じで想像しました(^^)

異音を再現するために

車体をリフトアップしてフロントのタイヤを手で回しましたが

異音はしません(^_^;)

なので

今度はブレーキを踏んでもらってからタイヤを回すと

フロント左側から「シュッシュッ」と音が鳴るじゃない!(゜o゜)

オーナーも「この音だと思います!」と言われたので

オイラは「ブレーキの引きずりが原因」と判断しました!

ということで修理作業の開始でございます!

(^o^)丿

左フロントのブレーキ周り

ブレーキパッドは片減りしてました(^^)

フロントキャリパー脱着!

外したキャリパーをじっくり点検してみると・・・

2ポットの「ひとつのピストン」だけがこれ以上戻りません(゜o゜)

たぶんこれが「シュッシュッ」と鳴いてた異音の原因だと思われます。

これじゃ~ブレーキは引きずりますし、パッドも片減りします!

最悪の場合、キャリパーの交換も視野にいれて

とりあえずキャリパーを分解してみて良否を判断しましょう!

意外にもシリンダー内にはサビはなく

少しのカジリだけ修正すれば使えると判断しましたので

キャリパーをオーバーホールすることに決定!(^^)

組み付けたら

何度もピストンを出し入れしてちゃんと組付けが出来ているかを確認!

コレ、とても大事でござる!(^^)

ピストンがスムーズに動くのを確認しましたらOK!

あとは

ブレーキローター

ブレーキパッド&ブレーキホース

とオーナーから差し入れの品々を組み付けていきます

元のローター。

表側も結構荒れてますがウラ側は引きずっていた為に

かなり削れておりました(゜o゜)

ローター&ホース

<

すべて組み付けて

ブレーキフルードも抜き替えたら

いつものテストコースにて

・異音はないか?(^_^;)

・引きずりはないか?(^_^;)

いろいろと試しながらテストしましたが「無問題!」(^^)

工場に戻って

フルード漏れがないのを確認しましたら

完成であります!

(^^♪

オーナにも無事に納車することが出来ましたが

他にも少し気になるところがありましたので

オーナーにだけはそっとお伝えしときました

(^_^;)

何トンもの車重がある

自動車の「ブレーキシステム」は思いもよらぬほどの

過酷な条件の中で酷使されております。

しかし「安価」で「何もしない?」車検や点検整備が横行している現在、

そんな「走る凶器」が身近でウロウロしている(゜o゜)

クルマは全てが「消耗品」のカタマリです!

「乗りっぱなしなんてありえね!」(`´)

定期的な「点検」そして適切な「メンテナンス」が

これからの時代、更に重要になってくると思っております。

それじゃ またな!

(^o^)丿

 

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