ある日のこと、
お知り合いから「クルマを点検してほしい」と頼まれました。
しかも自分のクルマじゃなくて自分のところのお客さんのクルマみたいです。
(^_^;)
しばらくしてレッカー車に載せられた故障車が
オイラのところへやってきました。
クルマはスズキのエブリィバン(DA62V)です。
知り合い曰く、
「ブレーキフルードが前輪から漏れてきてスカスカや!ほんまに危ない!」
確かにクルマからはブレーキフルードのニオイがプンプンしております(゜o゜)
とりあえず原因追求の為
リフトアップ!
タンク内のフルードもほとんど残っておりませんでした(゜o゜)
下から点検すると知り合いが言っていたとおり
右前輪からブレーキフルードが垂れてきております(>_<)
ブレーキフルードでボトボトになっている「フロントキャリパー&ブレーキローター」
オイラはきっと「キャリパーシール」から漏れてるんだろうと思ってたのですが・・・
そしてこのブレーキのキャリパーを開けたことによってオイラとその知り合いは
「驚愕の事実」を知りました!
えええっ!(゜o゜)
おわかりでしょうか?
そうです、ピストンが半分以上「削れて」ありません(゜o゜)
なんでこんなことになったかというと
おわかりでしょうか?
そうです。ブレーキパッドが片方しかありません(゜o゜)
例えば
構造上、パッドが粉々になったとしても
バックプレートは抜けて出ることはありません。
必ず「残骸」が残ります(^_^;)
「何も残っていない」ということは
ほんまにあってはならないことですが
ブレーキパッドの「入れ忘れ」としか考えられません!(ーー;)
しかももう片方のパッドの残量がほぼ新品みたいなので
最近交換した可能性が高い!(ーー;)
もしコレが整備のプロがやった作業であれば完全に「信用問題」に
なることでしょう((+_+))
どうしても気になったので「立会い」していたお知り合いに
その場でこのクルマのオーナーに聞いてもらいました。
結果、
やはり最近自分でブレーキパッドを交換されたみたいでした(ーー;)
とりあえず事故を起こさなかったことが救いでしたよ。
しかし
ご自分でやったことに対するツケは
高額の修理代になってちゃんと跳ね返ってきますぜ!
飛び出したピストンはローターを直接押しては削れ
押しては削れてキャリパーもディスクローターもダメにしてしまいました
(ーー;)
おまけにブレーキのパッドも「一枚だけ」は売っていません。
改めてセットで交換になりますので
ご自分で交換したブレーキパッドは全くの無駄になりましたよ!
(右:新品)
全てを組付けてエアー抜きをしたら
任務完了です(^^)
ご自分の愛車をご自分で「整備」されるのもいいですが
今回みたいに一つ間違えれば大変なことになっていたかもしれない。
このクルマのオーナーも今回のことで少しは懲りたことでしょう(ーー゛)
正に
「生兵法は怪我のもと」デス!
(^^)
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